20211103_Ienaga(C)Kazuki Okamoto/ONELIFE

川崎フロンターレ、今季1敗の圧倒的成績でJ1連覇も…家長昭博「代表クラスも抜けて苦しいシーズンでした」

川崎フロンターレに所属する元日本代表MF家長昭博が、明治安田生命J1リーグ制覇を喜んでいる。

川崎Fは3日、J1第34節で浦和レッズと対戦して1-1でドロー。セットプレーからジェジエウが押し込んで前半中に先制すると、89分に酒井宏樹に決められて追いつかれたものの、そのまま試合を終えて勝ち点1を積み重ねた。そして、他会場で横浜F・マリノスがガンバ大阪に敗れたため、川崎FのJ1連覇が決定した。

試合後のフラッシュインタビューに応じた家長は「あまりちょっと現実を分かっていない感じですが、皆さん喜んでいただいてよかったです」と語りつつ、全員でつかみ取った勝利であることを強調した。

「力のあるチームと良い試合ができましたし、見てくれるサッカーファンの皆さんに楽しんでもらえたかと思います。(今シーズンの川崎Fは)粘り強かったと思いますし、チーム全員の力で辿り着いたので、全員の力が際立っていたと思います」

実際、ここまでリーグ最少失点で走り抜けた川崎F。夏の移籍期間中には三笘薫と田中碧が海外に旅立ち、その影響力は少なくなかったが、振り返ってみれば34試合での戦績は26勝7分け1敗。それでも家長は苦しいシーズンだったと語っている。

「毎年新しいチームになって、今年は若い選手が多くて、途中で代表クラスの選手も抜けたので苦しいシーズンでしたが、一人ひとりが毎日向上することを目的にやって、本当に良いチームでした」

川崎Fに残された今季の試合はJリーグがあと4試合、そして天皇杯では準決勝で大分トリニータを下すことができれば決勝へと進んで2試合分。家長は「今日で終わりなら最高ですが、残りJリーグが4試合、天皇杯もあって、王者らしい試合を見せたいと思います」と今後の戦いにも意気込んでいる。

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