川崎フロンターレを率いる鬼木達監督が、明治安田生命J1リーグを制した選手たちを称えている。
川崎Fは3日、J1第34節で浦和レッズをホームに迎えて1-1でドロー。試合では拮抗した展開になりながらも川崎Fがボールを保持し、前半中にジェジエウが決めて先制する。後半に入ってやや押し込まれ始めると、終盤に酒井宏樹に決められて勝ち点1を奪うにとどまった。
しかし、他会場では横浜F・マリノスがガンバ大阪に0-1で敗れたため、残り4試合で川崎Fとの勝ち点差が「13」となって優勝が決定。鬼木監督にとっては指揮5年間で4度目のリーグ制覇にして2度目の連覇となり、森保一監督らを抜いて単独でJ1での歴代最多優勝監督となった。
試合後、鬼木監督はオンライン会見で「結果云々はありますがホームで優勝できたことを嬉しく思います。勝って終わりたかったですが1年間の結果で選手を誇らしく思います」と勝利への意欲があったことを認めながらも選手たちを労う。
また、試合後には選手たちに以下のような言葉をかけたことを明かした。
「選手にかけたのは『おつかれさん』、あとは『おめでとう』という話をしています。それ以外は、まだ続くので次のゲーム、そして天皇杯でもう一つとろうと話しました。今日のゲームは難しい形になりましたが、常に首位を走るとか、優勝しようという思いをスタートから中盤でぼやけそうなときも言ってきたので気持ちは常にできていました。勝ってもどうなるか分からない状態だったので、一戦必勝という集中はしてくれたと思います」
川崎Fは昨季から今季にかけて、レジェンドである中村憲剛氏が引退し、守田英正が1月に退団してポルトガルへ。夏の移籍期間には田中碧と三笘薫が初の海外挑戦に旅立つなど、難しいマネジメントが求められた。この点について問われた鬼木監督は、選手を信じることが最も重要だったと口にしている。
「そういうものにシーズンの最初から引っ張られないようにしないといけないと思っていました。結果が出なければ誰々が抜けたと必ず話題になる。そうならないように結果を残すことを考えないといけませんでした。そのために人をどう育てるか、ただ焦ってはなかなか育たない。そこのせめぎ合いを実際には意識しながらマネジメントをしていました。(三笘)薫や(田中)碧が抜けたところで、選手が勢いよくやっていたところが停滞し、そこは少し我慢の時期という表現で、勢いが足りなくなっても耐えれば『みんな伸びるよ』とプレッシャーを与え過ぎないようにやりました。選手を信じることが一番大切だとずっとそう思ってこの5年間やっています」
今後、川崎Fに残された試合はJ1が4試合。そして、天皇杯では12月12日に大分トリニータとの準決勝を戦い、勝利することができれば12月19日の決勝戦に臨む。選手が入れ替わる中でもわずか1敗と圧倒的な成績でリーグを連覇した川崎Fは、今季2冠を達成することを目指してく。
