20201219_Kashiwa(C)J.LEAGUE

オルンガが今季28得点目も…王者・川崎フロンターレが家長2発などで2点ビハインドから逆転勝利!シーズン最少敗戦数を更新

明治安田生命J1リーグは19日に最終節が行われ、柏レイソルは川崎フロンターレと対戦した。

史上最速でJ1制覇を決めている川崎Fは、すでに勝ち点、勝利数、得点数で同一シーズン内での最多記録を樹立。最終節を引き分け以上で終えられれば、2017年に同クラブが記録した最少敗北試合数の4試合を上回り、計3敗でさらに新記録を達成することができる。

一方、7位・柏は天皇杯、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)をどちらも逃しているが、エースFWオルンガがここまで27得点で得点ランキングトップを独走中だ。王者との一戦に向けては、そのオルンガや江坂任、大谷秀和らを先発起用。対する川崎Fはレアンドロ・ダミアンや齋藤学、田中碧らをスタメンで送り出している。

試合開始から主導権を握って崩しを図る川崎Fだったが、柏のスコアラーが14分にいきなり結果を残す。クリスティアーノからの浮き球のパスに反応して最前線で山根視来と競り合ったオルンガは、ボールを収めてボックス内に侵攻。最後はGKチョン・ソンリョンもかわして無人のゴールに流し込んだ。

ビハインドで試合を折り返した川崎Fは後半開始時に齋藤と長谷川竜也に代えて三笘薫と家長昭博を投入。しかし46分、北爪健吾が右サイド深い位置から中央に折り返したところでジェジエウがブロックするとボックス内で混戦に。最後は瀬川祐輔が豪快に蹴り込んで追加点とする。

それでもその2分後に家長が指揮官の期待に応える。右CKの場面でキッカーの田中がファーにクロスを供給すると、家長が競り合いを制してヘディングシュート。ゴール右のネットを揺らして再び1点差とした。

さらに55分、ボックス外でボールをコントロールしようとしたGKキム・スンギュのキックミスを見逃さずに三笘が奪取。隣にポジションをとっていたL・ダミアンへ横パスを送ると、L・ダミアンが無人のゴールに流し込んで同点とする。

その後も一進一退の攻防が続く中で柏は75分にオルンガに代えて呉屋大翔を起用。オルンガは、2020シーズンにおけるJ1での得点数を28得点まで伸ばし、退くこととなった。一方の川崎Fも、78分にL・ダミアンと旗手怜央に代えて小林悠と脇坂泰斗を送り出す。

そして81分、川崎Fのカウンターが火を噴く。柏陣内中央付近でボールを持った三笘がスルーパスを供給。ボックス左に走り込んでいた家長がGKキム・スンギュとの一対一を制し、川崎Fが逆転する。

試合は川崎Fがリードしたまま終了。柏が最終節で4試合ぶりの黒星を喫して今シーズンのリーグ戦を終えた一方、王者の貫禄を見せつけた川崎Fがシーズン敗戦数を3試合として最少記録を更新している。

■試合結果
柏レイソル 2-3 川崎フロンターレ

■得点者
柏:オルンガ(14分)、瀬川祐輔(46分)
川崎F:家長昭博(48分、81分)、レアンドロ・ダミアン(55分)

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