明治安田生命J1リーグは14日に第27節が開催され、清水エスパルスとセレッソ大阪が対戦した。
17位・清水は平岡宏章新監督の初陣となった前節のヴィッセル神戸戦で8戦ぶりに勝利。今節も連勝を目指してカルリーニョス・ジュニオや西澤健太、竹内涼らを先発で起用した。
対する5位・セレッソ大阪は優勝の目を残す3クラブ（ほかに川崎フロンターレとガンバ大阪）のうちの1つだが、直近2試合で勝利がなく、今節を落とせば他試合の結果次第で優勝が完全に消滅する可能性も。そう言った状況の中、スタメンには豊川雄太や清武弘嗣、坂元達裕らを送り出している。
試合は最序盤に清水が攻め込むが、6分にC・ジュニオがボックス手前左から放ったシュートは枠を捉えず。徐々にギアを上げるC大阪が押し込む展開となっていく。
とはいえ、C大阪にボールを持たれても清水は慌てずにブロックを敷いてショートカウンターを狙う。FKやCKを幾度か得るC大阪だったが、いずれも跳ね返されて得点にはつながらない。
点を奪いに行きたい仙台は、後半開始と同時に金子と後藤優介に代えて鈴木唯人と中村慶太を投入する2枚替え。
すると49分、ピッチ中央付近でボールを持ったヘナト・アウグストが2度のワンツーで中央突破。ボックス内に入り込んだところでGKキム・ジンヒョンに当たったボールが浮いたが、これをオーバーヘッドシュートで蹴り込んで先制点をマークした。
ビハインドを背負ったC大阪は58分に選手交代を敢行。豊川と藤田直之に代えて柿谷曜一朗とブルーノ・メンデスを起用し、攻撃の枚数を増やす。
C大阪が攻勢を強める67分、ボックス右まで入り込んだ坂本が左足でクロスを供給。完全にフリーになっていた清武が頭で合わせて同点弾を決め切った。
その後も選手を入れ替えつつ一進一退の攻防を続ける両チームだったが、86分にC・ジュニオからのパスを受けたボックス手前左の中村が左足を振り抜いて勝ち越し弾を奪取。さらに、後半ATにカウンターからC・ジュニオが突き放したところで試合が終了した。
この結果、清水が今シーズン初めての連勝を飾った一方、C大阪は3試合未勝利。川崎Fが今節に勝利した場合、風前の灯火だった優勝の可能性が完全消滅する状況に追い込まれた。
■試合結果
清水エスパルス 3-1 セレッソ大阪
■得点者
清水：ヘナト・アウグスト（49分）、中村慶太（86分）、カルリーニョス・ジュニオ（90+4分）
C大阪：清武弘嗣（68分）
▶Jリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
