20201115_Nagoya(C)Hiroto Taniyama

マテウスが後半ATにPK誘発!名古屋グランパスがFC東京との上位対決制し3位浮上

明治安田生命J1リーグは15日に第27節が行われ、名古屋グランパスとFC東京が対戦した。

ここ2試合勝ちがない4位・名古屋(勝ち点49)が前節5試合ぶりの白星を飾った3位・FC東京(勝ち点50)をホームに迎えた一戦。どちらも優勝の可能性は消滅しているが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権争いにおいては重要な一戦となった。

金崎夢生の長期離脱が判明した名古屋はこの試合の2トップに阿部浩之とガブリエル・シャビエルをスタメン起用。対するFC東京は3トップにレアンドロ、アダイウトン、ディエゴ・オリヴェイラのブラジル人トリオを配しており、互いに爆発力のある前線を採用して勝ち点3を目指した。

試合の入りはボールを持って崩しを図る名古屋に対してFC東京が素早い攻撃で前線の機動力を生かそうという構図。そんななかで11分には名古屋の右サイドでの崩しから阿部が右足のシュートを浴びせるが、GK波多野豪が阻む。

16分にも米本拓司の高い位置でのボール奪取からボックス右でフリーになっていた前田直輝まで繋がり、左足でシュート。枠は捉えなかったもののホームチームの攻勢が続く。

とはいえ、FC東京がしのぐ形で前半が終了。勝負の行方は後半に委ねられる。

後半序盤、FC東京はギアを上げようと低い位置でボール支配を徐々に高めていく。58分には左サイドのアダイウトンがカットインして右足でミドルシュートを放ったが、枠を外れる。

盛り返したFC東京だったが、名古屋が押し込まれることはなく一進一退の攻防が展開。65分、FC東京はアダイウトンに代えて快足の永井謙佑を投入して得点を託す。

スコアが動かないまま試合が終盤に突入するなか、81分には前田がボックス内右でドリブルでFC東京DFを交わしながら前進したが転倒してシュートまで持ち込めない。笛がなってシミュレーションと判断され、PKをアピールする前田に警告が提示された。

それでも後半AT、ボックス手前右からマテウスがミドルシュートを放って髙萩洋次郎のハンドを誘発。PKの笛が鳴り、自らキッカーを務めたマテウスが確実に決めた。

直後に試合が終了し、名古屋が3試合ぶりの白星でACL圏内の3位に浮上。一方、残り試合が多くの他クラブよりも少ない3試合となるFC東京にとっては手痛い敗戦となった。

■試合結果
名古屋グランパス 1-0 FC東京

■得点者
名古屋:マテウス(90+5)
FC東京:なし

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