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システム変更で5連勝の川崎フロンターレ。“ラストピース”山根視来が古巣戦に抱く思いとは?

■新スタイルを導入した川崎F

2017年、2018年に明治安田生命J1リーグを連覇したものの、昨シーズンは横浜F・マリノスに王座を明け渡した川崎F。奪還を目論む今シーズンはこれまで用いていた4-2-3-1から4-3-3にシステムを変更し、開幕無敗、新型コロナウイルスの影響による中断を終えた第2節からは唯一の5連勝を飾っている。

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昨シーズンに湘南ベルマーレのトップチームコーチとして川崎Fと対峙してきた下村東美氏は、川崎Fが圧倒している理由をこう説明する。

「今シーズンからシステムを変えて、最前線にウイングを置くような形で4-3-3というやり方。今まではとにかく中央を優先的に攻めるという形でしたけども、今は幅を使いながら相手の守備組織を広げて中央を突く。中央を突いて相手が閉じてきたら外を使う。相手の守備組織を広げて開いたところに走っていく。スペースをとにかく自分たちで作りながら相手の嫌なところを突いていく。それが90分できている」

また、チームの舵を取る大島僚太も「本当に今までのフロンターレとは違う感じはします」と手応えを口に。続けて「守備から攻撃や攻撃から守備への切り替えだとか、今はシステム的にも幅がすごくあるので、幅を生かしつつ真ん中も生かしつつというその使い分けがしっかりできれば」と、中央とサイドの使い分けが重要だと強調する。

■山根視来がもたらす新しい変化

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そして、川崎Fが新戦術を成立させるうえで欠かせない存在となっているのが、今シーズンに湘南から完全移籍加入した山根視来だ。

連覇を支えた右サイドバック、エウシーニョが清水エスパルスに完全移籍した昨シーズン、川崎Fは6名の選手を試したが定着した選手はいなかった。しかし、今シーズンは山根が定着。まさに“ラストピース”として、唯一スタメンに名を連ねる新戦力となっている。

下村氏は川崎Fのサイドバックに与えられる役割について、「高い位置で仕掛けるということができないといけないですし、あとはボールを受けた時に周りの選手たちをうまく使って局面を打開する術、スキルを持っていないといけないですし、いくつかストロングポイントを兼ね備えていないとすごく難しい」と分析。そのうえで、湘南時代に見てきた山根の長所がそれに合致すると主張した。

「攻撃的なメンタリティが備わっているところはまずあると思います。もともと攻撃的な、言ってしまえばもう一列前のプレーヤーだったので。やっぱり良さというのは仕掛けの部分でチャンスメイクに関われるというところ、最後の局面、アタッキングサードに入ってから何か違いを作ることができる選手です」

また、右サイドでコンビを組む家長昭博も「攻守の切り替えが早くてチームを走力の部分で助けてくれますし、新しい変化をチームにもたらしてくれている」と、山根が新しい風を呼び込んでいる実感を口にしている。

陣容を充実させている川崎Fが次節で対戦するのは、山根の古巣・湘南。山根は、昨シーズンに残留を勝ち取ったかつての仲間との対戦に向けて、こう意気込んだ。

「苦しい思いも一緒にしてきた仲間なので、その人たちと真剣勝負ができることはすごく幸せですし、あれだけ走るチームを相手にするのは結構しんどいかなと思いますけど、勝ちたいですね」

等々力陸上競技場で行われる第7節の川崎Fvs湘南は、26日の19時にキックオフを迎える。

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