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【動画】FC東京FWディエゴ・オリヴェイラの猛抗議に警告…シュートブロックの瀬古樹はなぜハンドを取られなかった?

番組には、Jリーグの原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに加え、FIFA・AFC・JFA審判インストラクターの深野悦子さんが登場。桑原学さんMCのもと、SNSで反応が多かったシーンをピックアップして議論を行った。

■腕に直撃していることは明らか

今回話題となったのは横浜FCvsFC東京の後半ATのシーン。FC東京ボールの左CKからこぼれたところ、ディエゴ・オリヴェイラが強烈なシュートを放つが、ボールは瀬古にブロックされてネットを揺らすことはできない。

とはいえ、ボールは瀬古が胸の前で組んだ両腕に明らかに当たっており、D・オリヴェイラも猛抗議。しかし、主審が笛を吹くことはなく、ノーハンドの判断が下された。反対に食い下がったD・オリヴェイラに警告が出されている。

試合直後からSNS上で大きな反響を呼んだこのジャッジ。平畠さんは「瀬古選手が身体に手をつけながら防いだシーン。手は胸の前でもいいのか?(FKの壁などでも守ることがある)股間なら分かるけど」という意見が寄せられたことを紹介する。

一方、原副理事長は「確かにあのすごく近い距離で思いっきり来そうな時に、下手に手をぶらんとしていると当たりそうだし、後ろにやる時間もない」との見解。続けて「あの瞬間に後ろで組んで構えるのは、かなりおっかない感じはします」と選手も恐怖を覚えるシチュエーションだったのではないかと推測し、「守るための手でOKではないか」と主張した。

■腕の位置、直撃後の動作が判断の分かれ目

20201021_Seko(C)J.LEAGUE

競技規則上には意図的ではなく手や腕にボールが接触した場合、『手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくしていない』ケースであればハンドの反則には該当しないと記載。

ただし、ノーハンドとなる前述の条件は『“手や腕をボールの方向に動かす場合”を含め、手や腕を用いて意図的にボールに触れる』行為など、ハンドの反則にあたるプレーをしていないことが前提となっている。

これらに基づいて深野さんは「ハンドの反則ではないと考えます」と語る。身の危険を感じた結果の動きかどうかではなく、シンプルに腕の位置が重要だと説明した。

「(手が)密着しているので大丈夫です。なおかつ、例えばボールが来た後に弾くような動作があれば反則になるんですけれども、密着させてボールをやり過ごしたということで反則にはならないと考えます。手が身体にくっついてるということが、どこであれ身体にくっついているということが大事です」

反対に、危険に対する反射に近い動きであっても、ハンドと見なされてしまうケースがあることを強調した。

「よくボールが来て『怖い!』と言って、(頭をかばうようにして)ハンドになる時がありますが、その時って身体からちょっと離れていて、これはダメなんです。ちゃんとヘディングしてくださいという話で。だから、くっついている、しかもその後の動作もないということが大事になります」

主審が実際の試合で判断したとおり、ノーハンドで決着した今回の議論。2020-21シーズン最新の競技規則ではハンドに該当する身体の部位が図示されるなど、ハンドについては毎年のように改正が行われている。得点に直接的にかかわることも多い反則であるため、審判だけでなく選手にも細かなアップデートが要求されるようだ。

今回のジャッジリプレイでは、このほかにもガンバ大阪vs横浜F・マリノスの45分にG大阪がPKを獲得した場面、柏レイソルvs浦和レッズの59分のオフサイドが疑われる場面、サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸の後半ATのハンドが疑われる場面についても議論されている。

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