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【動画】上田綺世は退場だった? 浦和レッズvs鹿島アントラーズでのファウルを巡り識者「私ならレッド」

番組には、お馴染みとなっているJリーグの原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さん、JFA審判S級インストラクターの廣嶋禎数氏が登場。桑原学さんMCのもと、SNSで反応が多かったシーンをピックアップして議論を行った。

■イエローの判定も理解できる

今回議論されているのは浦和vs鹿島の39分のシーン。上田綺世が小泉佳穂にボールを奪われたところから浦和のカウンターが始まり、ボールを受けた武藤がボックスに侵入しようとする。しかし、そこで上田が武藤を倒してファウルとなり、上田にはイエローカードが提示される。

この事例について、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)だったのではないかとの意見が噴出。「反則とゴールの距離」、「守備側競技者の位置と数」、「プレーの方向」、「ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性」の4要件を満たせば退場に該当するが、実際のところはどうだったのだろうか。

映像を確認した平畠さんは「距離と相手守備者の人数みたいなところの兼ね合いかなと、僕は思います。完璧に抜け出している一歩手前ぐらいかなという印象があります」とコメント。ファウルがなかったとしても、2人のディフェンダーがカバーできていた可能性を指摘した。

また、原副理事長も「(DFが)1人しかいないのであれば、また違う方に持っていくということで別なんでしょうが、両方から(DFが)来ていたということを考慮すると、SPA(大きなチャンスの阻止=警告)ぐらいではないか」と主張。イエローカードの判定を支持した。

一方で、廣嶋氏は「第一印象はDOGSOと思いました」と発言する。しかし、見る角度によって印象が変わる微妙なシーンだったことも説明した。

「このシーンは見る角度によって大きく変わるシーンになるなとは思いました。DOGSOというのは『明らか、クリアな時だけ』といつも私自身も言っていましたし、私たち審判は言われてきました。ただ、裏からの映像を見ると、カバーには行けないというふうには思っています。でも、スタンドからの映像を見ると、副審に近い方のDFがカバーに行けるように見えます」

そして、結論としては「イエローにするという判断も理解はできますが、私はレッドです」と述べている。

■主審次第では退場だった可能性も?

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見解が割れた今回の事例。原副理事長は改めて「イエローで全然いいと思います。退場というのはよほどのことなので、何でもかんでもすぐに退場というのは、あまり賛成ではないです」と自身のスタンスを強調する。

その根拠として、ファウルがなかった場合に武藤が「少なくてもシュートまでは行けた」ように思える一方で、「(武藤の両脇にいた)町田(浩樹)でも関川(郁万)でもアタックには来るだろうから、フリーでそのまま余裕で打てるなというのではないと思います」と説明。GK沖悠哉とフリーで一対一を迎られていた可能性は低かったと推測した。

また、「退場かどうか」を判断する必要がある場合には、VARが介入することができる。様々な見解が示される今回のファウルだが、廣嶋氏はオンフィールドレビューが行われなかった理由についても語った。

「主審の方はずっとこうやって(耳に手を当てて)聞いておられていましたし、これはVARが介入する事象になってくるので、交信はしているはずです。そこでいくと、お二人が言われたように明白な間違いではないということになってきます。レフェリーの判断は十分に受け入れられるものだ、となると、それはVARのレビューはしないという形になりますよね」

最後に改めて「後で色々言われるかもしれないですが、私が主審だったら(レッドカードを)出しています」と強調した廣嶋氏。とはいえ、イエローの判断も主審の裁量の範囲内に含まれる難しい判定だったようだ。

今回のジャッジリプレイでは、このほかにもセレッソ大阪vsサガン鳥栖でファン・ソッコが退場となった場面、さらには新コーナー「ジャッジメント ワンポイント講座」でJ2第5節のザスパクサツ群馬vsギラヴァンツ北九州の一発退場のシーンが議論されている。

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