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【動画】サンフレッチェ広島MF柴崎晃誠はレッドが妥当…危険なタックルはなぜ?元日本代表FW大黒将志が選手心理を解説

番組には、Jリーグの原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さん、東京都サッカー協会審判委員長の牧野明久氏、さらに今夏に栃木SCとの契約を解除した元日本代表FW大黒将志がゲストで登場。桑原学さんMCのもと、SNSで反応が多かったシーンをピックアップして議論を行った。

■「著しく不正なプレーで退場」

今回取り上げられているのは、試合開始早々6分の清水が守備から攻撃に移ろうかという場面だ。パスを受けたヴァウドが森島司のプレスをかわし、次にチェックに来た柴崎もそのままかわそうとするが、タックルを受けて倒れ込む。

ノーファウルでプレーが続けられたが、ヴァウドが激しく痛がっていたために主審は一度試合をストップ。リプレイでは柴崎の足裏がヴァウドのすねにヒットしていることが確認された。

スローで確認した平畠さんは「逆に聞きたい。何が故にファウルじゃなかったのかとか、なぜカードが出なかったのかという、そこ(ノーファウル)に至ったところを逆に聞きたい」と率直に語る。次の所属クラブを模索してトレーニングを続けているという大黒も、選手目線から「これはすごく危険なプレー」だと口にし、以下のように続けた。

「柴﨑選手はよく知ってますけど、そんなダーティな選手ではないのでわざとやってるわけではないんですよ。よく見ると、最後は足が当たる時に柴﨑選手はちゃんと足を引っ込めている。でも接触はちょっとはしてると思うので、イエローもしくはレッドが妥当だったんじゃないかなと。最低限イエローは出るべきかなと思いますね」

原副理事長も「先週末は雨だったから、多分ボールを抑えにいこうと思ったらボールのほうが速くて、足に入っちゃうので最後は引っ込めたような感じは確かにある。雨の時に足の裏で行くとちょっと危ない」と故意ではないとの見解を示しつつも、危険なプレーであるため「ちょっと緩めている感じはあるけどイエローは出るだろうね」と警告以上が妥当だと主張した。

しかし、少なくともイエロー以上との意見でまとまる3者に対し、牧野氏は退場にあたるケースだと説明している。

「明らかな、著しく不正なプレーで退場にしていいケースかなと思いますね。最後に膝を曲げて接触は減るかもしれないですけど、足の裏がすねに当たっている。もう少し高さも下げて膝も曲がっていればイエローで止まっていいかなとは思いますが、やはり足がすねの高さにいっていて、スパイクの裏でチャレンジされているといったところを考えると、著しく不正なプレーで退場でいいと思います」

■柴崎はなぜ危険なプレーをしたか

20201014_VALDO(C)J.LEAGUE

とはいえ、今回の事象が起きた際、主審とフォースオフィシャルが近くにいたが、実際の判定はノーファウル。「著しく不正なプレー」に気づくことができなかった原因はどこにあるのだろうか。

「主審は若干、真ん中寄りにいたのでヴァウド選手とちょっと距離が遠かったというのと、ヴァウド選手の右側で接触があったので、左脚でその接触が見えなかったのかもしれないです。あと、フォースも見えていたら伝えるべきケースかなと思います。副審1からも情報があれば伝えないといけない」

通常、フォースオフィシャルから主審に何かが伝えられるという場面を目にすることは少ない。MCの桑原さんから「フォースにその権限があるのかどうか」を問われた牧野氏は「インカムで『退場に値するプレーだ』ということを伝えればいい。それをやるべきだったのかなとは思います」と運営上で可能な対応であることを示した。

それほどラフではない選手のはずの柴崎が行った危険なプレー。大黒は、雨の影響に加えて股抜きをされたくないという選手心理がはたらいた結果だと分析する。

「タッチが長くなって、エスパルスの選手がたぶん股抜きを狙いにいったと思う。柴﨑晃誠は股抜きされたくないのでそこを防ぎつつタックル行ってしまいましたが、雨で勢いよく行き過ぎたと思ったのでちょっと足引っ込めたような感じ」

そして、最後には改めて「そこまで当たってないですけど、本当に危険なプレーなのでイエローかレッドが出るのが妥当だと思います」と述べた大黒。原副理事長が「足の甲とかでスライディングに行けばいいけど、足の裏を出して行くのは危ない」とこぼす通り、接触の強弱にかかわらず足裏を見せた時点で退場に繋がる可能性があったようだ。

今回のジャッジリプレイでは、このほかにもJ2リーグ第25節V・ファーレン長崎vsレノファ山口FCの27分に生まれた富樫敬真の得点シーン、第24節栃木vs長崎の終盤に起きたフレイレの退場についても議論されている。

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