番組には、Jリーグの原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに加え、JFA審判インストラクターの小幡真一郎氏が登場。桑原学さんMCのもと、SNSで反応が多かったシーンをピックアップして議論を行った。
■主審はなぜノーハンドと判断?
今回物議を醸しているのは大分vs仙台の85分のシーン。大分のチャンスシーンで伊佐耕平がシュートを放つが、シマオ・マテにブロックされてネットを揺らすことはできなかった。しかし、映像では伊佐のシュートがシマオ・マテの左腕に当たっていることが確認でき、大分の選手たちもハンドをアピールしていたが、結局ハンドが取られることはなかった。
この場面を確認した平畠さんは「これはハンドを取られてもしょうがない」とコメントし、「逆になぜハンドじゃないのかというのが、どういう理由なんだろうと思いました」と続ける。さらに、原副理事長も以下のように平畠さんに賛同した。
「シマオ・マテの表情がすべてじゃない?『助かった~』、『吹かれないで助かった~』っていう、そこにすべてが出ているから。あれはもうペナルティになって、おかしくなかったと思います」
一方で「『肩よりは上がっていない。不自然じゃない』って、僕は不自然じゃないと思う」と腕の高さにも触れたが、そのうえで「今のルールというか、普通の感覚で言うと、あれだけ綺麗に当たって、ゴールに行く方向のボールがポロンと落ちてしまったら、それはもうハンドを取ってもおかしくなかった」との見解を述べた。
そして、小幡氏も「映像から見ると、やはりハンドという反則を取ってもおかしくない」と明言。しかし、主審の判断を推測できる根拠もあるようだ。
「レフェリーは、DFの選手が右足を出してボールのコースを切りに行ったところの左手が、バランスを取る手であって、近くから当たったという判断をしたんだと思います。非常に難しいところですね」
■シュートが枠内かは関係なし
(C)J.LEAGUEとはいえ、ゴール裏からの映像ではシュートが枠を外れていた印象が強まるが、これについても原副理事長は意見を変えない。
「枠に行ってないとしても関係ない。クロスだって何だって、チャンスになるかどうか分からなくても手に当たったらハンドを取るわけですよね。だから、やっぱりあっちの方向に飛んだのが当たっちゃったら、あのぐらい綺麗に当たれば、それはもうPK取られて仕方がない」
しかしながら、最終的に小幡氏は「非常に難しい判断ですけれども、レフェリーがあそこで見ていて、自信を持って『ノー』をしているのがファウルではなくてハンドのことを言っているんだったら、それは支持したい。この映像からするとハンドかなという気はしますけれども、レフェリーの判断も分からないでもない」と審判の判定をサポート。
それでも、MCの桑原さんに「(その結論で)よろしいですか?」と問いかけられた原副理事長は、「ハンド!」と考えを曲げなかった。シュートからの距離を含めてルールブック上ではノーハンドもあり得る事例だが、現場感覚をより熟知している原副理事長からすれば、PKが妥当だったようだ。
今回のジャッジリプレイでは、このほかにも3つのハンドに関する事例が紹介。清水エスパルスvs川崎フロンターレの40分、さらにJ2リーグ第38節より水戸ホーリーホックvsジュビロ磐田の36分、大宮アルディージャvs愛媛FCの74分からそれぞれピックアップされている。
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