番組には、Jリーグの原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さん、FIFA・AFC・JFA審判インストラクターの深野悦子さんが登場。桑原学さんMCのもと、SNSで反応が多かったシーンをピックアップして議論を行った。
■ファウルの“程度”はノーカード相当だが…
議論されているのはG大阪vs仙台の68分、仙台のチャンスシーン。椎橋慧也がスルーパスを供給し、最前線の長沢駿が最終ラインの裏に抜け出したところで昌子源が背後からチェックにいって長沢が転倒する。ここではイエローカードが提示された。
この場面については、SNS上でDOGSO(決定的な得点の機会の阻止=退場の基準)を満たすのではないかという意見が噴出。番組内ではこれまで幾度もDOGSOが4要件が紹介されているが、平畠さんは「『ファウルのあった地点からゴールまでの距離』とあとはその『プレーの方向』で、『あのファウルがなければシュートが打てたか』という選手の体勢と『相手守備者の人数と位置』。この4要件を満たせばDOGSOとなる」と改めて確認する。
続けて「もしかしたらレッドカードというかDOGSOに値するのかなという気はちょっとしていた」と口にすれば、原副理事長も「確かに(守備側競技者の)菅沼駿哉が横にいたり、藤春廣輝もちょっと遅れて来ているけど、少なくともシュートは打てた。結果的に(昌子の足が長沢に)当たっているのでレッドになっても仕方がない」と同意した。
これらの見解を深野さんも肯定。今回の判断が微妙なものになっている背景として、G大阪の昌子以外のDFたちがカバーリングできた可能性が挙げられるが、深野さんはそれを踏まえて以下のように説明する。
「4要件を満たしていて、それ以上でもそれ以下でもないかなと思います。おそらく主審は左のDFが気になったんじゃないかなと思いますが、ファウルした瞬間を捉えた時に、そこで写真を撮るように静止画にしないといけない。そこで止めた時に4要件を満たしていることが分かるので、DOGSO」
とはいえ、DOGSOの判断にファウルの程度が加味されることはないと強調しつつ、深野さんは「ファウルの程度は不用意だったと思います。要はカードはなかったというファウル」だったとコメント。昌子のプレーはそれほど荒いものではなかったが、ファウルであることは間違いなく、シチュエーションとしてはDOGSOが適応されるべきだったようだ。
今回のジャッジリプレイでは、このほかにも鹿島アントラーズvs川崎フロンターレでDF谷口彰悟がエヴェラウドにファウルした場面、名古屋グランパスvsFC東京でFW前田直輝のシミュレーションが取られた場面、J2第33節の松本山雅FCvsジェフユナイテッド千葉でPKをとられたDFゲリラのハンドについても議論されている。
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