明治安田生命J3リーグでは25日、第37節のFC今治vsFC大阪が行われた。
37試合終了時点で勝ち点53で並ぶ5位・今治と6位・FC大阪。2位・鹿児島ユナイテッドFCが勝ち点58まで積み上げており、両チームともに勝たなければJ2自動昇格圏の2位へ浮上する可能性が潰える一戦となった。
FC大阪はJ2クラブライセンスを交付されておらず、もしFC大阪が2位で終えた場合は繰り上がりでの昇格はなし。J2・21位の大宮アルディージャが残留するレギュレーションとなっている。
試合は6分に谷口智紀がヘディングシュートを沈めてFC大阪が先制したものの39分に阪野豊史にネットを揺らされて同点に。前半ATには美馬和也がハンドで決定機を阻止したことで一発レッド。PKを阪野が沈めて今治が逆転する。
数的優位に加えてスコアもリードして折り返した今治は59分、阪野が身体を捻りながら右足で放ったシュートを決めてハットトリックを達成。FC大阪は2点を追う展開となる。
そして、試合は今治がリードしたまま終了し、FC大阪が2位に浮上する可能性が消滅。この結果、大宮がクラブ史上初めてJ3リーグに降格することとなった。J1リーグの経験があるクラブがJ3リーグに降格するのは大分トリニータ、松本山雅FCに次ぐ3チーム目となっている。
■試合結果
FC今治 3-1 FC大阪
■得点者
今治:阪野豊史(39分、45+4分、59分)
FC大阪:谷口智紀(6分)

