FC琉球は、18日付で樋口靖洋監督との契約を解除することを決定したと、20日に発表した。これに伴い、喜名哲裕ヘッドコーチが指揮官に就任することが発表されている。
横浜F・マリノスやヴァンフォーレ甲府、Y.S.C.C.横浜などの指揮官を歴任してきた樋口監督は、2019シーズンからFC琉球の指揮官に就任。前年に明治安田生命J3リーグでホーム年間無敗を成し遂げたチームを引き継ぎ、クラブにとって初となるJ2での戦いに臨んだ。
そして、2019シーズンは14位、2020シーズンは16位で残留を達成した。続く2021シーズンは開幕5連勝など好調の序盤戦を過ごしてJ1昇格も期待されたが、直近7戦1分け6敗と大きく調子を崩し、34試合終了時点で昇格圏の2位と勝ち点差19をつけられての8位となっている。
FC琉球は解任理由として公式サイト上に「目標のJ1昇格が厳しくなった」ことを明記。「今季の更なる上位進出を目指すと同時に、来シーズンに向けての準備としてチームの立て直しを図るため」に第34節を最後に契約を解除することとなった。
この決定に際して樋口監督は「残り8試合を残してチームを離れる事になり、チーム関係者、選手・スタッフは勿論、これまで応援して頂いたファン・サホーターの皆様に大変申し訳なく思います」と謝罪。自身の責任を受け入れた。
「最後までやり切れなかった事は、本当に残念であり悔しい気持ちが強く残っていますが、J1昇格の可能性がほぼ無くなった事と、直近の戦績の結果責任は監督にあり、このクラブの判断は受け入れなければいけないものだと思っています」
さらに、クラブとは当初から3年での昇格を計画していたことを説明した。
「ホップ・ステップ・ジャンプとチーム力を上げ、3年後にはJ1にチャレンジするという目標をクラブと共有し、チーム作りを行ってきました今シーズン、9月以降難しい試合が続き失速してしまいましたが、シーズンの2/3を昇格の可能性を持って戦うことが出来ました。これは選手の成長と頑張り以外の何ものでもありません。共に戦った選手・スタッフを誇りに思います」
とはいえ、「昇格という目標は叶いませんでしたが、『沖縄の青い空と海に似合う攻撃的なサッカー』を貫き、そのスタイルを積み上げ、クラブの礎となるものは築けたのではないかと思います」と一定の手ごたえをコメントし、以下のようにメッセージを締めくくった。
「今後のクラブの発展とFC琉球に関わる全ての皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。これからは、FC琉球のファンとして大好きな沖縄を訪れたいと思います」
次戦から指揮を執ることとなる喜名新監督は、「今回の監督交代はヘッドコーチとしてサポート出来なかった責任を強く感じております」としつつ、以下のように意気込んだ。
「これまでチームが積み上げてきたものを大切にしながら、さらに前進させ攻守ともにアグレッシブに戦い、FC琉球らしい躍動感あるサッカーを展開していきたいと考えております。多くのサポーターの皆様に応援していただけるよう強い覚悟を持って今シーズンの残りをチーム一丸となって戦い抜きます。熱いご声援のほど宜しくお願いします」
