明治安田生命J2リーグは20日に最終節(第42節)が行われ、アビスパ福岡と徳島ヴォルティスが激突した。
第41節終了時点でJ1昇格の全2枠が首位・徳島(勝ち点84/得失点差35)、2位・福岡(勝ち点81/得失点差21)の2クラブに決定したJ2リーグ。最終節では、その2チームによる優勝争いが繰り広げられた。
福岡のホームで頂上決戦となった両クラブだが、条件面では徳島が圧倒的優位。福岡は、7点差以上をつけて勝たなければならないという困難な状況でこの一戦を迎えた。
大量得点が必要な福岡は2分に山岸祐也がボックス手前中央やや距離のある位置からファーストシュートを放つなど積極性を見せようとするが、なかなか思うようにチャンスを作れない。徳島は落ち着いてボールをつないで支配率を高めていく。
反対に8分にはボックス内に抜け出した岸本武流が一対一を迎え、11分にもボックス左から西谷和希が左足でシュートを放つなど、徳島に好機が訪れる。しかし、Jリーグ初先発のGK山ノ井拓己が好セーブを連発してしのぎ切った。
すると16分、福岡の攻撃陣がその働きに報いる。ボックス中央で福満隆貴からのパスを受けた石津大介が鋭く低い弾道のシュートを放って先制点を奪取した。
その後も一進一退の攻防が続く試合は互いにゴール前まで幾度も入り込むようなオープンな展開となり、前半終了間際には山岸がGK上福元直人との一対一。しかし、山岸が放ったループシュートは枠を捉えず、福岡の追加点とはならない。
リーグ前半戦で福岡に敗れておりシーズンダブルの屈辱を回避したい徳島は、後半開始時に内田航平に代えて福岡将太を投入。やや徳島が盛り返す50分、ボックス左の西谷が右足を振り抜いたが枠を外れた。
福岡が59分に石津と福満に代えて増山朝陽と木戸皓貴を送り出してストライカーの枚数を増やすと、徳島も鈴木徳真に代えて渡井理己を投入。ギアを上げ直そうとする福岡に対して、徳島もフレッシュな選手を入れて対抗する。
終盤にかけても激しい攻防が繰り広げられるなか、福岡はさらに77分にGK山ノ井に代えてGK杉山力裕を起用。リーグ最少失点を誇る福岡は最後尾にも交代カードを使ってゴールを死守しつつ追加点を目指す。
そして、83分に山岸と遠野大弥との交代で功労者である鈴木惇と城後寿のベテラン2名がピッチに立つと、ホームサポーターから大きな拍手。とはいえ、スコアが前半から動かないまま試合が終了し、福岡は徳島相手にダブルこそ達成したもののタイトルを手にすることは叶わなかった。
この結果、25勝9分け8敗でシーズンを締めくくった徳島は福岡に勝ち点84で並ばれたが、得失点差で上回ってJ2初優勝が決定した。
さらに、天皇杯の出場権を獲得し、12月23日に行われる準々決勝から参戦。勝ち上がった場合には、準決勝でJ1リーグ2位のガンバ大阪と激突する。
■試合結果
アビスパ福岡 1-0 徳島ヴォルティス
■得点者
福岡:石津大介(16分)
徳島:なし
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