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浦和レッズ退団の柏木陽介がFC岐阜に完全移籍「このような形でチームを離れるとは…」

浦和レッズは12日、元日本代表MF柏木陽介がFC岐阜に完全移籍することを発表した。

2010年にサンフレッチェ広島から浦和に完全移籍加入し、2016年からは背番号10を背負っていた柏木。2020年こそ明治安田生命J1リーグ9試合の出場にとどまったが、長らく主力として活躍し、2017年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇にも貢献して大会最優秀選手に輝いた。

しかし2月10日、浦和は柏木が沖縄トレーニングキャンプ中に規律に反する行為をしたことを発表。新型コロナウイルスの影響もあり、近隣のコンビニエンスストア以外への外出および外食は禁止としていたが、4日16時~18時ごろに同僚の杉本健勇とともに外食を行ったことが伝えられた。

浦和はこの件について「このような行為はチームの規律を乱し、クラブとして到底認められる行為ではありません。2021シーズン開幕前にこのような事態でみなさまをお騒がせし、誠に申し訳ございません」とのメッセージを発し、両選手に厳重注意と罰金の処分を下すとしていた。

また、杉本が2月10日からチームトレーニングに復帰した一方、柏木は「繰り返しのチーム規律違反行為」によりトレーニング参加を未定とすることを報告。今後の動向が見守られていた。

そして3月12日、浦和は柏木が岐阜に完全移籍することを正式に発表。

同選手は、クラブ公式サイトを通じて「改めまして、浦和レッズに関わる全てのみなさまに、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。昨年も自覚を欠いた行動を起こしたにも関わらず、今回新監督と一緒にチーム一丸となって開幕を迎えなければならない大事な時期にチームの和を乱す行為を行ったことを深く反省しています。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪し、以下のように心情を吐露している。

「浦和レッズで11年間プレーさせていただきました。僕にとって浦和レッズというチームは特別です。正直、このような形でチームを離れるとは思っていなかったので、自分が招いたことですが、とても悲しいですし、何より申し訳ない気持ちでいっぱいです」

また、「浦和レッズの一員としてACLなどタイトルを獲得できたことはもちろん、2011年に残留争いをしているときに苦しくて大変だったチームを優勝争いに近い熱量でみなさんに応援してもらったことが強く印象として残っています良いときも悪いときも変わらぬ声援をいただいたこと、それと同時に大きなプレッシャーや責任感を感じてプレーできたことは自分にとっての財産です」とサポーターへの感謝を伝えた。

一方で、リーグ戦のタイトルを獲得できなかったことには心残りがあるという。

「ただ、その声援を背負い、最高のサポートをしていただいたにも関わらず、Jリーグのタイトルを獲得できなかったことがとても心残りです」

メッセージの最後に、柏木は今後のピッチ内外での成長を誓っている。

「今日で浦和レッズを離れますが、FC岐阜でサッカー選手として、人として成長し、これまでの弱い部分を克服して、また埼玉スタジアムでプレーできるように努力します。最後になりますが、ファン・サポーターのみなさま、パートナー企業のみなさま、そして自分を支えてくれた浦和レッズに関わる全ての方に感謝しています。本当にありがとうございました」

岐阜の公式サイトを通じては「浦和レッズで自分の甘さから結果として規律違反を行ってしまい、移籍先を探すことになった自分に、FC岐阜からオファーをいただき、サッカーができる環境を与えて下さったこと、言葉では言い表せないくらいの感謝の気持ちしかありません」と感謝を述べている。

なお、背番号は「42」を着用することが決定しているが、その理由も説明された。

「FC岐阜のホームタウンが42の市町村から成り立っていると伺いました。そこで今回決意と感謝の気持ちを背負って戦うという意味を込めて背番号を“42”に決め、クラブが取り組んでいる地域振興や社会貢献活動にも今後積極的に参加します。まずは『子どもたちに夢を!!』『感動を共に!!』というクラブ理念をみなさんに伝えられるようなプレーをして、恩返しの意味でもJ2昇格を実現しますので、共に戦っていただけたら嬉しいです」

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