開幕7戦を6勝1敗として前節終了時点で首位に浮上した鹿島が、勝ち点15で4位の横浜FMをホームに迎えた。
注目の上位対決は序盤から一進一退の攻防で推移する。13分に樋口雄太のクロスからファン・アラーノが際どいヘディングシュートを放った鹿島は、25分にビッグチャンス。右サイドから鈴木優磨が上げたクロスにファーサイドのアルトゥール・カイキが頭で合わせる。しかし、この強烈なヘディングシュートはクロスバーに弾かれ、先制点とはならない。
さらに鹿島は41分、GKクォン・スンテのパントキックで一気に抜け出した上田綺世がGKと一対一に。しかし、上田が左足で放ったシュートはコースが甘く、GK高丘陽平のセーブに遭う。
迎えた後半も先に鹿島が好機を迎える。52分、樋口が蹴った右CKにニアサイドで三竿健斗がヘッド。このシュートが枠を捉えたが、ここもGK高岡が好セーブで得点を許さない。
一方の横浜FMはハーフタイム明けに仲川輝人に代えてエウベル、60分に水沼宏太を下げて宮市亮をそれぞれ投入。62分には小池龍太のクロスにニアで宮市が合わせるも、シュートは枠を捉えることができない。
終盤にかけてもお互い勝ち点3を目指して前に出る。すると、均衡を崩したのは横浜FMだった。82分、永戸勝也の左CKに正面で飛び込んだのはアンデルソン・ロペス。力強いヘディングシュートを突き刺して待望のゴールを生み出す。
さらに横浜FMは89分、エウベルが左サイドからクロスを入れると、正面で合わせた西村拓真がヘディングシュートを流し込んで2点目。アディショナルタイムにはレオ・セアラの折り返しが三竿健斗のオウンゴールを誘って3-0で勝利した横浜FMが今季3勝目を挙げた。一方、鹿島はリーグ連勝が「5」でストップしている。