明治安田生命J1リーグは6日、第35節の横浜F・マリノスvsFC東京が行われた。
連敗で川崎フロンターレの優勝が決まったものの2位につけている横浜FMの勝ち点は「72」。残り4試合時点で4位・名古屋グランパス(勝ち点61)との勝ち点差を「11」としており、勝利すれば自力でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得が確定する。
来季に向けて勝利しておきたい一戦に向けて、横浜FMは前田大然や仲川輝人、マルコス・ジュニオールらを先発起用した。対するFC東京はディエゴ・オリヴェイラや永井謙佑、長友佑都らを送り出している。
試合が動いたのは10分。カウンターから快足を生かしてボックス右に入り込んだ前田のシュートはGK波多野豪に阻まれたものの、こぼれ球を前田が自ら拾う。左足で落ち着いて蹴り込んで先制点を奪取した。
さらに、ボックス内で森重真人と仲川が交錯したシーンでファウルがあったとしてVARオンフィールドレビューが実施される。PKの判定となり、キッカーを務めたM・ジュニオールが21分に追加点を記録した。
その3分後にも横浜FMが決定力を見せつける。左CKからシュートコーナーでボックス手前左の扇原貴宏がクロスを供給。高いボールを弾こうとしたGK波多野が上手くパンチングできずにボックス右にボールがこぼれると、小池龍太が難なくネットを揺らす。
3点差をつけられたFC東京は28分という早いタイミングで2枚替えを敢行。品田愛斗と中村拓海に代えて渡邊凌磨と青木拓矢を投入し、より攻撃的な戦いにシフトしようとする。
しかし前半終盤、FC東京が横浜FMからボールを奪えずにいる時間が続くと、右CKの場面で森重がチアゴ・マルチンスを倒してしまいまたもPKの笛。森重は2枚目の警告を受けて退場となったうえ、キッカーの前田が決め切って4点差がつく。前田にとってはこれが今季リーグ戦20点目となっている。数的不利となったFC東京は41分に3人目の交代でD・オリヴェイラに代えて大森理生を起用した。
後半に入っても横浜FMの一方的な展開が続く。48分、左サイド高い位置でボールを持ったティーラトンがプレスのかからない状態でクロスを供給。ジャンプした前田が頭でネットを揺らしてハットトリックを達成した。
FC東京は53分に交代枠を使い切り、レアンドロと永井に代えて三田啓貴とアダイウトンを投入。苦しい状況の中でバランスを整えていく選択となっている。
一方の横浜FMはその後も主導権を握って63分に最初の交代。エウベル、仲川、喜田拓也に代えてレオ・セアラ、水沼宏太、天野純を起用する。67分にはボックス付近でボールを細かくつなぐ中でレオ・セアラが中央から右足で狙ったがここはGK波多野にキャッチされる。横浜FMは直後にも岩田智輝に代えて今夏にプロ契約を締結したばかり22歳・角田涼太朗を今季リーグ戦初出場させた。
攻撃の手を緩めない横浜FM。69分にもボックス右でフリーになっていた水沼がGK波多野を引き付けて中央に折り返し。走り込んだ小池が右足のダイレクトシュートを放って自身の2点目を記録する。
84分にも横浜FMのクロスをクリアしようとした東慶悟が前田が飛び込んでくる中で難しい対応を強いられ、ボールはゴール方向へ。これがネットを揺らし、オウンゴールを喫してしまう。86分にも水沼がボックス手前右から右足で強烈な一撃を沈めて8点差がついた。横浜FMにとっては1試合での最多得点タイ、FC東京にとってはクラブ史上初の8失点となっている。
大勢が決していた試合でFC東京が大きく巻き返すことはできず、横浜FMが快勝で3試合ぶりの白星。今節含め4試合を残す4位・名古屋との勝ち点差を暫定「14」とし、3位以上でのACL出場権獲得を確定させた。
一方のFC東京はここ5試合で4敗目。最悪の結果でインターナショナルウィークの中断に突入している。
■試合結果
横浜F・マリノス 8-0 FC東京
■得点者
横浜FM:前田大然(10分、41分、48分)、マルコス・ジュニオール(21分)、小池龍太(24分、69分)、オウンゴール(84分)、水沼宏太(86分)
FC東京:なし




