明治安田J1リーグでは11月1日、第35節の川崎フロンターレvs鹿島アントラーズが行われた。
10位・川崎F(勝ち点44)が5位・鹿島(54)をホームに迎えた一戦。川崎Fはマルシーニョや家長昭博、脇坂泰斗ら、鹿島は鈴木優磨や樋口雄太、柴崎岳らを先発起用した。
試合は開始早々の10分に動いた。右サイド浅い位置でボールを持った柴崎がクロスを供給すると中央の知念慶が反応。強烈なヘディングシュートがバーを叩きながらもネットを揺らして鹿島が先制する。
さらに18分、左サイドでボールを奪った安西幸輝がそのまま深い位置に侵攻して中央へクロス。飛び込んだ樋口がダイレクトで右足を振り抜いてネットに突き刺す。
優位に試合を運ぶ鹿島は28分にも左サイドからクロス。川崎Fのブロックに遭ったもののボックス手前右で反応した三竿健斗が左足で丁寧なシュートを流し込み、今夏の鹿島への復帰後のリーグ戦初弾とした。川崎Fは直後、アクシデントによってプレー続行を断念した脇坂に代えて小林悠を投入する。
鹿島が3点リードで前半を終えると追う川崎Fは52分に決定機を創出。左サイドのマルシーニョが鹿島の選手を引き付けてパスを送るとボックス左へ侵攻した三浦颯太がクロスを上げる。最後は中央の山田新が合わせたが上手くミートせずGK早川友基に対処された。
直後の53分にも今度はマルシーニョのクロスから山田が合わせたが枠を捉えず。シュートはバーを掠めたが得点には繋がらない。その後、互いに選手を入れ替えていく中で川崎Fが攻勢を強めていくもののなかなか得点には至らず。
後半ATには直接FKから山本悠樹のビューティフルゴールで1点を返した川崎Fだったが、鹿島が3-1でリードしたまま試合終了。この結果、2試合ぶりの白星とした鹿島が暫定4位に浮上した。一方の川崎Fは4試合ぶりの黒星を喫している。





