鹿島アントラーズが主導権も…川崎フロンターレが采配的中で劇的逆転! 途中出場の宮城天が後半AT強烈ミドル

最終更新
(C)Getty images

明治安田生命J1リーグは22日、第32節前倒し分の鹿島アントラーズvs川崎フロンターレが行われた。

28試合を終えて勝ち点69で首位に立つ川崎F。1試合消化試合数が多い2位・横浜F・マリノスとの勝ち点差は「4」となっており、連覇に向けて激しい争いが続く。

対する勝ち点50で鹿島は7位に位置するが、3位・名古屋グランパスとの勝ち点差は「3」。こちらも熾烈な上位争いを繰り広げており、両クラブにとって重要な一戦となった。

ホームの鹿島は上田綺世や荒木遼太郎、ファン・アラーノらを先発起用。川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博、旗手怜央らをスタートから送り出した。

試合の立ち上がりは鹿島がコンパクトな陣形からインテンシティの高いプレスを見せる。川崎Fはボールを保持して崩そうとするが簡単には危険なエリアに入り込めない。

徐々に川崎Fに押し返される鹿島だったが19分にはボックス手前やや左でFKを獲得する。ここで荒木が右足で直接狙ったが枠をわずかに左に外れた。

互いに高い強度で攻防を続ける白熱の一戦はスコアレスで折り返し。52分にはボックス中央に抜け出したマルシーニョのシュートをGK沖悠哉がセーブ、ボックス手前右で跳ね返りに反応した旗手がダイレクトシュートでネットを揺らしたがマルシーニョのオフサイドにより得点は認められない。

鹿島がペースを握る後半、62分にスコアが動く。安西幸輝が左サイドを立てに突破してクロスを上げるとファン・アラーノが飛び込む。頭で地面に叩きつけるシュートを放ってGKチョン・ソンリョンの守るゴールネットを揺らした。

両チームは後半半ばに選手交代を敢行。鹿島は和泉竜司に代えて土居聖真、川崎Fはマルシーニョ、ジョアン・シミッチ、登里享平に代えて宮城天、小林悠、脇坂泰斗を投入した。

押し込んでいこうとする川崎Fだったが鹿島は守備組織のバランスを保ちカウンターから加点を狙う。74分にはボックス左のディエゴ・ピトゥカがシュートを浴びせたが枠を右に逸れる。

チャンスに乏しい川崎Fは83分に左サイドでFKを獲得し、このタイミングで橘田健人に代えて山村和也を送り出す。すると、この采配が的中。脇坂が質の高いクロスを上げるとファーストタッチとなる山村がヘディングで同点弾をマークした。山村にとってはこれが今季リーグ初弾となっている。

さらに94分、宮城がボックス手前右から右足で強烈なシュート。これがネットに突き刺さり、川崎Fが土壇場で逆転に成功した。

広告

試合は川崎Fがスコアをひっくり返したところで終了。この結果、鹿島は2試合ぶりの敗戦を喫した。一方で川崎Fは3連勝を飾り、消化試合数が「29」で揃った時点で横浜FMとの勝ち点差を「7」としている。

■試合結果
鹿島アントラーズ 1-2 川崎フロンターレ

■得点者
鹿島:ファン・アラーノ(61分)
川崎F:山村和也(83分)、宮城天(90+4分)