20210310_Kobe(C)Hiroto Taniyama

郷家友太が決勝点含む全3発に絡む活躍!ヴィッセル神戸がFC東京との開幕無敗対決を制す

明治安田生命J1リーグ第3節で、FC東京がホームにヴィッセル神戸を迎えた。

開幕から1勝1分けで無敗を維持している両チームによる対戦。過密日程が続くなか、FC東京はアダイウトンや田川亨介らを先発で起用した。森重真人がアンカーのポジションで先発した一方、ディエゴ・オリヴェイラや永井謙佑らはベンチスタートとなった。

対する神戸は古橋亨梧やドウグラス、山口蛍らを先発起用。この日は、開幕から欠場が続いているアンドレス・イニエスタだけでなく、トーマス・フェルマーレンも不在となった。

以下に続く

試合はFC東京にとって不運な形で5分に動く。ボックス右に抜け出した郷家友太がシュートを放つとGK波多野豪が身体を大きく広げながら決死のセーブ。

しかし、こぼれ球に反応した中村帆高のクリアボールがジョアン・オマリの背中に当たり、これを拾った井上潮音が横パスを選択する。ボックス中央に構えていたドウグラスが冷静に沈めて神戸が先制した。

神戸が主導権を握る28分にも古橋が最終ラインの裏に抜け出して一対一の絶好機。ここではGK波多野がボックス際まで前に出てファインセーブを披露した。

反撃に出るFC東京は31分、神戸陣内中央付近で安部柊斗がセルジ・サンペールからボールを奪取してショートカウンターを発動。レアンドロを経由してボックス中央のアダイウトンにボールが渡ったが、右足のシュートは枠の右に逸れていく。

後半に入るとFC東京が一気にギアを上げて攻め立てていくが、リードする神戸も冷静に対処して簡単にはシュートまで至らせない。

FC東京は55分という早いタイミングで2枚替えを敢行。田川と東慶悟に代えてD・オリヴェイラと三田啓貴を投入した。直後にはD・オリヴェイラがボックス右に抜け出してクロスを供給するが、味方には合わず。こぼれ球を拾ったアダイウトンのシュートも枠を大きく外れていく。

FC東京が同点にできずにいる65分、左サイド深い位置まで入り込んだ酒井高徳が中央に折り返すと郷家の身体に当たったボールがゴール前へ。待ち構えていたドウグラスが右足でこの日2点目をマークし、神戸がリードを広げた。神戸は直後にサンペールに代えて増山朝陽を起用する。

追い込まれているFC東京は70分にも2枚替え。レアンドロ、中村帆高に代えて永井、中村拓海を送り出した。

すると、終盤に差し掛かってFC東京が巻き返す。74分、カウンターから抜け出したD・オリヴェイラがボックス内での一対一でGK前川黛也を抜き去る。左足で流し込んで反撃の狼煙を上げた。

そしてその3分後、今度はアダイウトンがボックス左に抜け出して右足でシュート。今度はGK前川が弾き出したが、こぼれ球に反応した永井が右足でネットを揺らした。

長谷川健太監督が途中投入した2人のストライカーが決定力を発揮し、あっという間にタイスコアに戻す。78分にもD・オリヴェイラがボックス左でフリーになったが、左足で放ったシュートは枠の右。神戸にとっては立て続けにピンチが訪れる。

それでも85分、ボックス手前中央でボールを持った郷家友太が放ったミドルシュートが右ポストに直撃。跳ね返りに自ら反応した郷家が決め切り、勝ち越し弾とした。

結局、試合は郷家の得点が決勝点になって終了。FC東京が今季初黒星を喫した一方、白星を飾った神戸が開幕無敗を維持している。

■試合結果
FC東京 2-3 ヴィッセル神戸

■得点者
FC東京:ディエゴ・オリヴェイラ(74分)、永井謙佑(77分)
神戸:ドウグラス(5分、65分)、郷家友太(85分)

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