明治安田生命J1リーグでは6日、第3節のセレッソ大阪vsFC東京が行われた。
開幕から2戦2分けのC大阪が、開幕節で川崎フロンターレに惜敗した後に新型コロナウイルスの影響でチーム活動を停止していたFC東京と対戦した。
C大阪は17歳の北野颯太をリーグ戦初スタメンとした他に清武弘嗣、西尾隆矢らを起用。FC東京は18歳の松木玖生やディエゴ・オリヴェイラ、開幕節でメンバーから外れていた森重真人らを先発起用している。
試合は立ち上がりこそFC東京が勢いをもって攻め込んでいくが、その時間をしのいだC大阪がじりじりと押し上げていく。4分にはボックス左の松木が中央に折り返しのボールを入れたがシュートまでは至らなかった。
スコアが動いたのは23分。高い位置でのボール奪取からボックス左に侵攻したアダイウトンが中央に折り返す。ワントラップした紺野和也が左足で流し込んで先制点とした。これがFC東京にとっての2022年初ゴールとなっている。
比較的多くのチャンスを得ているFC東京に対してC大阪も41分に反撃。奥埜博亮がクロスに頭で合わせて至近距離からシュートを浴びせた。しかし、GKヤクブ・スウォビィクのファインセーブによりFC東京は無失点を保つ。
ビハインドで試合を折り返したC大阪はハーフタイム中に加藤陸次樹と丸橋祐介に代えて上門知樹と山中亮輔を投入。しかし、後半もFC東京が激しいプレスを基軸にペースを握っていく。
FC東京が紺野と安部柊斗に代えて永井謙佑と東慶悟を送り出した直後の61分、左サイドを突破しようとした北野を青木拓矢がファウルでストップ。このプレーにイエローが提示され、青木は2枚目で退場となった。数的優位の中で攻め立てたいC大阪は北野と奥埜に代えて新井晴樹と鈴木徳真を起用する。
守りに入るFC東京には終盤に差し掛かったところでもアクシデントが発生。D・オリヴェイラが接触プレー直後に足を押さえて座り込んでしまい、一度は復帰したものの73分に三田啓貴と交代した。
セットプレーを中心に同点を目指すC大阪は78分にもボックス手前やや距離のある位置でFKを獲得。山中が左足で壁の下を通すシュートを浴びせたが、GKスウォビィクが指先でかき出してゴールを死守する。
その後も攻勢を保つC大阪だったがFC東京がリードを守る形で試合を終えた。この結果、FC東京が今季初白星を手にした一方、C大阪は初黒星で開幕から3試合2分け1敗と未勝利が続いている。
■試合結果
セレッソ大阪 0-1 FC東京
■得点者
C大阪:なし
FC東京:紺野和也(23分)
