明治安田生命J1リーグでは16日、第27節のサンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸が行われた。
4試合無敗の7位・広島が、同じく4試合無敗の首位・神戸をホームに迎えた一戦。広島はドウグラス・ヴィエイラやマルコス・ジュニオール、野津田岳人ら、神戸は大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍らを先発起用した。また、神戸では加入直後の元スペイン代表MFフアン・マタがベンチ入りしている。
試合は早々の7分に動く。右サイドでボールを持った中野就斗が右サイドを突破してクロスを供給。ボックス内ファーで待ち構えていた志知孝明が左足のボレーシュートを突き刺して広島が先制する。
その後も広島が優位に試合を進行すると31分にも中野が右サイドをドリブルで侵攻。ボックス手前右でパスを受けた満田誠が中央へと浮き球のボールを蹴り込むと、加藤陸次樹が頭で合わせてリードを広げた。
追う展開の神戸はハーフタイムに2枚替え。汰木康也と川﨑修平に代えて佐々木大樹とマテウス・トゥーレルを送り出して攻勢を強めていく。対する広島は54分に野津田に代えて東俊希を起用する。
後半は神戸がボールを握る時間を増やしながらも広島が鋭いカウンターを繰り出していく一進一退の攻防に。互いに交代策を駆使する中で神戸は71分に大﨑玲央に代えてバーリント・ヴェーチェイ、80分に本多勇喜に代えてマタを投入。両選手がJリーグデビューを飾った。
すると83分には神戸ボールの左CKでマタがキッカーを務めたものの味方には合わず。立て続けの右CKでも左足でインスウィングのボールを入れたがチャンスには繋がらない。
結局、広島が前半のリードを守る形で試合終了。広島が直近5試合4勝1分けと好調を維持した一方、神戸は首位こそ維持しているものの5試合ぶりの黒星を喫した。
■試合結果
サンフレッチェ広島 2-0 ヴィッセル神戸
■得点者
広島:志知孝明(7分)、加藤陸次樹(31分)
神戸:なし




