明治安田生命J1リーグ第24節の横浜F・マリノスvs大分トリニータが15日に行われた。
2位・横浜FM(勝ち点53)と19位・大分(勝ち点16)による一戦。横浜FMにとっては勝てば首位・川崎フロンターレとの勝ち点差を「6」に縮めることができる状況での試合となった。
その重要な一戦のスタメンに横浜FMは前田大然やレオ・セアラ、仲川輝人らを選出。一方で、今夏に横浜FMに加入してJリーグデビューが待たれている宮市亮は3試合連続でメンバー外となった。対する大分は伊佐耕平や小林成豪、下田北斗らをスタートから送り出している。
試合は立ち上がりこそ大分が攻め込むシーンも目立ったが、徐々に横浜FMが主導権を握る。8分には右サイド浅い位置でボールを持った仲川がGK高木駿の位置を見てロングシュートを放ったがわずかに枠の上。12分にもボックス内の岩田智輝が左足で古巣のゴールを脅かしたが、GK高木に阻まれた。
素早い攻撃から反撃する大分。15分には増山朝陽のスルーパスに反応した小林成豪がボックス内に抜け出して一対一を迎える。しかし、ここではGK高丘陽平に軍配が上がった。
横浜FMがボールを支配しながらも大分が効果的なプレスからカウンターを見せる前半半ば、横浜FMはパスを回しつつ運んでいくがなかなか崩し切ることはできない。
それでも30分に横浜FMの攻撃が実を結ぶ。岩田からのスルーパスを受けた仲川がボックス右深い位置に抜け出して中央マイナス方向に折り返し。走り込んだ前田が右足で難なく先制点を奪取した。
しかし39分、大分が右CKを獲得するとキッカーの下田北斗が左足で中央に蹴り込む。飛び上がった伊佐が上手く頭で合わせてファーにシュートを放つと、これが決まって試合を振り出しに戻す。
前半中に追いついた大分だったがハーフタイム前に横浜FMが再びリードを奪う。ディフェンスラインで浮き球のボールに対応した上夷克典のバックパスが中途半端になったところをL・セアラが見逃さず。抜け出して一対一になった場面でループシュートを放ってネットを揺らした。
後半に入っても一進一退の攻防が続く。55分、センターサークル付近で前を向いた扇原貴宏がボックス左に絶妙なパスを通す。抜け出した前田が中央に折り返すとフリーになっていたL・セアラが左足でGK高木の股を抜くシュートを放って自身のこの日2点目を記録した。
リードを広げた横浜FMは58分に2枚替えを敢行。仲川とマルコス・ジュニオールに代えてエウベルと天野純を起用して前線のインテンシティを保つ。対する大分も増山と小林成豪に代えて藤本一輝と渡邉新太を起用した。
66分にも横浜FMに決定機が訪れる。右サイド深い位置に抜け出した小池龍太がマイナス方向にグラウンダーのクロスを供給。天野が左足でシュートを浴びせたがGK高木がファインセーブでしのいだ。
なかなか劣勢を覆すことができない大分は70分にも交代カードを切り、伊佐と小林裕紀に代えて長沢駿と野村直輝を投入。横浜FMもL・セアラと岩田に代えて水沼宏太と喜田拓也を送り出し、試合を締めに入る。
そして75分、自陣右サイドでボールを持った水沼が前線にロングボールを送る。快足を生かして抜け出した前田が巧みなトラップでコントロールし、ボックス手前右からGK高木の位置を見て右足で華麗なループシュートを決め切った。
さらに83分にもエウベルがボックス左を突破して右足アウトで中央に浮き球のパス。反応した前田が頭で丁寧に合わせ、ダメ押しのハットトリックとした。前田は今季リーグ戦での得点数を13に伸ばし、川崎FのFWレアンドロ・ダミアン(セルティックFW古橋亨梧が15得点で首位)と並びJリーグ所属選手として得点ランキングトップに立っている。
試合は大分が点差を縮めることはないまま終了を迎える。この結果、横浜FMは11戦無敗としただけでなく連勝に突入。首位・川崎Fとの勝ち点差を「6」に縮めることに成功した。対する大分は3連敗を喫している。
■試合結果
横浜F・マリノス 5-1 大分トリニータ
■得点者
横浜FM:前田大然(30分、75分、83分)、レオ・セアラ(45分、55分)
大分:伊佐耕平(39分)
