20210814_KIM_Seung_Gyu(C)Getty images

川崎フロンターレ、1人退場の柏レイソルから得点奪えず今季5度目のドロー…連勝ストップで2位との勝ち点差は暫定「9」

明治安田生命J1リーグ第24節の柏レイソルvs川崎フロンターレが14日に行われた。

連勝中の15位・柏(勝ち点23)が、開幕から無敗かつ直近4連勝中の首位・川崎F(勝ち点61)をホームに迎えた一戦。ミッドウィーク中に2位の横浜F・マリノス(勝ち点53)が未消化試合を消化したことで、試合数は23試合で揃って勝ち点差は「8」となっている。

柏はスタメンにペドロ・ハウルや武藤雄樹、クリスティアーノらを起用。10日に三笘薫の海外移籍を発表していた川崎Fは、レアンドロ・ダミアンや家長昭博、旗手怜央らを先発させている。

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試合の立ち上がりは高いテンションの柏が攻勢をかけた。6分には左サイド高い位置でボールを奪った三丸拡がクロスを供給。ボックス内で競り勝ったP・ハウルがヘディングシュートを放ったが枠を外れた。

なかなかマイボールにすることができない川崎F。クリスティアーノやP・ハウルに素早くにボールを当てる柏に攻撃を許す場面が多く、リズムをつかめない。

それでも22分、左サイドからのクロスがクリアされたところに旗手が反応。ボールの落ち際にボックス中央から右足で合わせたが枠を右に外れていく。ここから押し返していく川崎Fは、28分にもL・ダミアンがボックス左角度のないところで一対一のチャンスを迎えたがシュートは枠を捉えない。

前半半ばから雨の強くなった試合はどちら優勢とも言えない一進一退の攻防が続くが、得点は生まれず。スコアレスのまま折り返しを迎えた。

後半開始早々の47分に柏が決定機を迎える。テンポの良いパス回しから左サイドを崩して三丸がクロスを供給するとルーズ気味になったボールをボックス内でP・ハウルが収める。しかし、シュートはうまくミートせずに枠を外れた。

拮抗した展開の中で58分に川崎Fが最初のカードを切り、長谷川竜也に代えて宮城天を投入する。柏も60分に椎橋慧也に代えて戸嶋祥郎を送り出した。

直後の61分、後方からのパスにクリスティアーノがボックス右に抜け出してGKチョン・ソンリョンまでをかわす。川崎Fのカバーに複数人が入る中で中央に折り返したが味方には合わなかった。

そして、直後のカウンターを防ごうとして旗手に強くチェックした上島拓巳が2枚目の警告を受けて退場。1人少なくなった柏は武藤に代えて高橋祐治を投入して守備のバランスを整えた。

ここから主導権を握る川崎F。71分には登里享平が左足でボレーシュートを浴びせ、73分にもボックス右の脇坂泰斗の折り返しに宮城が合わせたが、どちらもGKキム・スンギュがファインセーブでしのいだ。

その後も交代策を駆使しながら猛攻を浴びせる川崎Fだったが、最後までネットを揺らすことはできず。

柏が数的不利の時間をしのいで3試合無敗とした一方、川崎Fは今季5度目のドローで連勝が「4」でストップ。また、川崎Fにとっては今季初めて無得点で終える試合となった。今節をまだ消化していない2位・横浜FMとの勝ち点差は暫定で「9」となっている。

■試合結果
柏レイソル 0-0 川崎フロンターレ

■得点者
柏:なし
川崎F:なし

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