明治安田J1リーグでは20日、第24節の鹿島アントラーズvsFC東京が行われた。
23試合消化時点で3位・ヴィッセル神戸と勝ち点41で並んでいた4位・鹿島が、前節3試合ぶりの黒星を喫した7位・FC東京をホームに迎えた一戦。鹿島は鈴木優磨やチャヴリッチ、柴崎岳ら、FC東京は遠藤渓太たディエゴ・オリヴェイラ、仲川輝人らを先発起用した。
試合の立ち上がりは互いにチャンスの少ない大人しい展開になったが11分に鹿島にアクシデント。FC東京のパスをカットしようとしたチャヴリッチが大きく足を伸ばすと左足を押さえたまま倒れ込んでしまい、そのまま起き上がれずに仲間隼斗と交代となる。
そこから徐々に試合が激化する中で30分に鹿島がカウンターを発動。30分、師岡柊生のシュートのこぼれ球に反応した名古新太郎がボックス右から右足で決め切った。
先制を許したFC東京は41分に反撃に出る。ロングパスに抜け出した遠藤渓太がボックス左で鋭い切り返し。鹿島DFを剥がすとそのまま右足を振り抜いて同点弾をマークする。
試合は同点で折り返しを迎えたものの後半開始早々に鹿島が再び決定機。ボックス右にでボールを持った濃野公人の中央への折り返しは阻まれたものの名古が競り合ったことでボールがこぼれる。反応した濃野がニアを射抜くシュートを繰り出して勝ち越し弾を決めた。
その後、FC東京は62分に安斎颯馬に代えて俵積田晃太を投入。鹿島は74分に師岡柊生と柴崎に代えて三竿健斗と樋口雄太を送り出す。三竿にとってはこれがルーヴェンから復帰後の初戦となっている。
そして、鹿島がリードを保ったまま2-1で試合終了。2試合ぶりの白星を飾った鹿島は、今節をまだ終えていない2位・ガンバ大阪と勝ち点44で暫定的に並ぶ大きな一勝とした。一方のFC東京は2試合ぶりの黒星を喫している。

