明治安田生命J1リーグは12日、第20節前倒し分の川崎フロンターレvsベガルタ仙台が行われた。
開幕から13勝2分け無敗で首位に君臨する川崎Fが、1勝3分け8敗で19位に沈む仙台をホームに迎えた一戦。
川崎Fは小林悠や三笘薫、田中碧らを先発起用。対する仙台は皆川佑介や加藤千尋、フォギーニョらを送り出した。
試合は開始早々に動きを見せる。3分、左サイドでボールを持った登里享平が仙台DFのチェックを受けながらもうまく身体を使いながら前進。深い位置からクロスを上げ切ると、ボックス内で飛び上がった小林が先制点を奪取した。
その後も試合は川崎Fが圧倒する形で進行していく。11分に旗手怜央がボックス手前中央から右足のシュートを浴びせれば、直後の右CKでは知念慶がヘディングシュート。追加点こそ決まらないものの仙台に反撃の隙を与えない。
打開が必要な仙台は後半開始時にフォギーニョと蜂須賀孝治に代えて氣田亮真とシマオ・マテを同時投入。しかし、後半に入っても川崎Fが主導権を握る。
54分には仙台陣内中央左付近のやや距離のある位置からのFKでキッカーの脇坂泰斗が直接狙う。しかし枠を捉えられず、リードを広げることはできない。
なかなか危険なゾーンまで運ぶことができない仙台。62分には川崎F陣内中央付近でボールを持った中原彰吾がロングシュートを繰り出したが枠を捉えない。
直後に仙台が加藤千に代えて松下佳貴を投入すれば川崎Fも2枚替え。知念と脇坂に代えて家長昭博と塚川孝輝を投入した。
しかし74分、攻め込まれながらも1点差を保っていた仙台が待望の同点弾を手にする。途中出場の氣田が左サイドからドリブルを開始してボックス内に入り込んでシュートを放つとGK丹野研太が弾く。こぼれ球に反応した中原彰吾が左足で蹴り込んでネットを揺らした。
川崎Fは78分に田中と小林に代えて遠野大弥とレアンドロ・ダミアンを投入。すると83分、ボックス左で遠野からのパスを受けた三笘が左足で流し込んで川崎Fが再びリードを奪った。
しかし試合終了間際に途中出場したマルティノスがボックス手前中央から左足を強振するとこれがゴールイン。土壇場で仙台がタイスコアに戻し、試合を終了した。
川崎Fは昨季から続く連続無敗記録が21試合に到達し、リーグ記録(大宮アルディージャ/2012~2013年)に並んだものの連勝が「3」でストップ。対する仙台は2試合未勝利ではあるものの連敗を回避した。
■試合結果
川崎フロンターレ 2-2 ベガルタ仙台
■得点者
川崎F:小林悠(3分)、三笘薫(83分)
仙台:中原彰吾(74分)、マルティノス(90+5分)
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