明治安田J1リーグでは22日、第19節のサガン鳥栖vs京都サンガF.C.が行われた。
勝ち点14で並ぶ18位・鳥栖と19位・京都による降格圏同士の直接対決。鳥栖はマルセロ・ヒアンや横山歩夢、河原創ら、京都は豊川雄太や原大智、金子大毅らを先発起用した。
一進一退の攻防が続く試合は42分、ボックス右に抜け出した堀米勇輝がクロスを供給。中央に飛び込んだ横山がネットを揺らしたが堀米のオフサイドがとられて得点は認められない。
スコアレスで折り返して迎えた後半、鳥栖は54分にもゴールに迫る。カウンターから抜け出したM・ヒアンがボックス内へと侵攻。右足でGKク・ソンユンとの一対一を制したがまたしてもオフサイドの判定となる。
それでも58分に三度目の正直。ショートカウンターでボックス手前右の堀米がクロスを蹴り込むとM・ヒアンが頭で合わせて先制点を奪い切る。鳥栖にとってはこれが4試合ぶりの得点となった。
さらに60分、ディフェンスラインからのロングボールを最前線で受けたM・ヒアンが巧みな身のこなしで次々と京都DFをかわしていく。最後もボックス内での鋭いフェイントから確実にネットを揺らす。
77分にも鳥栖の攻撃が実った。左サイドの横山がドリブルで京都DFを翻弄してクロスを上げると中央で反応した長沼洋一が頭で合わせて決定的な3点目とする。
そして、試合は鳥栖が無失点を保って3-0で勝利。4試合ぶりの白星を飾った鳥栖が残留ラインの17位に浮上した一方、4試合ぶりの黒星を喫した京都は勝ち点14のままとなり、今節をまだ終えていない北海道コンサドーレ札幌(勝ち点11)に勝ち点で並ばれる可能性が出ている。

