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【動画】J1史上最速の100勝指揮官! 川崎フロンターレ・鬼木達監督が歓喜「決めるべき人が決めてくれた」「痺れるようなゲーム」

川崎フロンターレを率いる鬼木達監督が、記録達成を喜んでいる。鹿島アントラーズ戦後のフラッシュインタビューで語った。

川崎Fは30日、明治安田生命J1リーグ第17節で鹿島に2-1で勝利。前半は優位に試合を進行して19分にはレアンドロ・ダミアンが先制点を奪取したものの、後半に入ると鹿島の反撃を浴びる場面が目立ち、61分に上田綺世に同点にされた。

打開策を求める鬼木監督は「勝つためにというか、得点を取ってくれ」という思いを込めて小林悠を93分から投入。するとその1分後、ボックス右で相手のクリアのこぼれ球を拾った小林が左足を振り抜き、見事に決勝点を決めて見せた。

これで川崎Fは今季開幕から20戦無敗。2015年に浦和レッズが達成した19戦無敗を抜き去り、J1リーグ記録を達成した。鬼木監督はその試合の中でも困難があったことを認めつつ、長年チームを引っ張ってきた小林が決めたことを喜んだ。

「立ち上がりから自分たちらしいプレーを数多く出してくれましたし、そういった中で得点を重ねることができればよかったですけど。それでも先制点をとって、その後もしっかりと押し込んでたので。ただ難しい時間で失点してしまって、向こうに流れがいってもおかしくないところで、全員でもう一回盛り返して最後に決めるべき人が決めてくれたので本当に良かったです」

また、鬼木監督はJ1リーグ通算156試合目で100勝を達成。ロシア・ワールドカップ(W杯)でも手腕を発揮した元日本代表指揮官の西野朗氏がかつて記録した180試合目という記録を抜き、史上最速での大台到達となった。鬼木監督はこのことに喜びつつも気を引き締めることは忘れない。

「そういう思いもありますけれども、単純に100勝とか関係なく1勝のために全力を毎日選手と一緒に尽くしてきているので、本当にそういうこの痺れるようなゲームで達成できたことが嬉しいですし、今日は喜んでまたしっかりと明日に備えたいと思います」

川崎Fは今後、中2日の6月2日に第21節前倒し分で横浜FCと戦うが、同時期の代表招集により複数の主力が離脱。厳しい台所事情となっているが、鬼木監督は「一番チームの力が試される時だと思うので、本当にこういうところを大事にしながら新しく入る選手に期待を込めて送り出したいと思います」とポジティブな捉え方をしていることを強調した。

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