明治安田生命J1リーグは26日、第16節の湘南ベルマーレvs川崎フロンターレが行われた。
開幕からここまで3勝6分け6敗で14位に位置する連敗中の湘南が、15勝3分け無敗で首位に君臨する連勝中の川崎Fをホームに迎えた一戦。
湘南はウェリントンや高橋諒、山田直輝らをスタメンに起用。対する川崎Fは小林悠や長谷川竜也、田中碧らを先発で送り出した。前節からは、湘南は4名、川崎Fは5名を入れ替えている。
互いに過密日程のなかで行われるこの一戦では川崎Fがやや低いテンションの入りに。精力的にランニングする湘南が鋭いカウンターから得点を目指していく。
21分には川崎F陣内中央右で湘南がFKを獲得。池田昌生のクロスにウェリントンが頭で合わせたが枠を捉えられない。
なかなかシュートまで至らない川崎Fだったが、31分には右サイドでボールを受けた遠野がアーリークロスを供給。小林がヘディングシュートを浴びせたが枠を右に逸れていく。
徐々にギアを上げていく川崎Fは35分にもゴールに迫る。脇坂泰斗からのパスに長谷川が飛び込んでヘディングシュートを浴びせたが枠を外れた。
スコアレスで迎えた後半開始早々の48分に湘南が決定機を迎える。ゴール前に蹴り込んだクロスが跳ね返されたところに反応した池田昌生がボックス右から左足でボレーシュート。枠は捉えなかったが鋭いシュートでゴールを脅かした。
湘南に攻め込まれる展開が続く川崎Fは56分に失点を喫する。高橋のシュートがGKチョン・ソンリョンに跳ね返されて浮いたボールを、ゴール前の山田が頭で押し込んだ。
川崎Fは直後に3枚替えを敢行。長谷川、遠野、脇坂に代えて家長昭博、橘田健人、三笘薫を送り出す。対する湘南も山田と町野修斗、コンディションが懸念される田中聡に代えて平岡大陽と岡本拓也、石原直樹を投入した。
選手交代後もなかなか決定機を作ることができない川崎Fは64分にジョアン・シミッチに代えてレアンドロ・ダミアンを投入し、得点を託す。
すると直後に旗手怜央のクロスにL・ダミアンが頭で合わせてネットを揺らしたが、VARオンフィールドレビューの末にGK谷晃生へのファウルがあったとして得点は認められない。
猛攻をかけようとする川崎Fだったが、湘南も前からのチェックを続けて思うように攻め込ませない。川崎Fは77分に小林に代えてジェジエウを送り出し、交代カードを使い切る。
そして82分、ボックス内で山根視来からのパスを受けたL・ダミアンが相手を背負いながらトラップ際にボールを浮かせてオーバーヘッドシュート。鮮やかな得点が決まり、川崎Fが追いつく。
試合はこのままのスコアで終了。この結果、湘南は勝ち切れなかったものの王者を追い詰めて連敗をストップさせた。川崎Fも連勝が止まったが、昨季から続く無敗記録を24試合に伸ばしている。
■試合結果
湘南ベルマーレ 1-1 川崎フロンターレ
■得点者
湘南：山田直輝（56分）
川崎F：レアンドロ・ダミアン（82分）
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