明治安田生命J1リーグは27日、明治安田生命J1リーグ第16節のガンバ大阪vs徳島ヴォルティスが行われた。
7試合未勝利かつ4連敗中と不調が続くG大阪が、ここ2試合で無敗の徳島をホームに迎えた一戦。
G大阪は宇佐美貴史やパトリック、井手口陽介らを先発起用。対する徳島は垣田裕暉や杉森考起、岩尾憲らを送り出した。
ややG大阪が主導権を握りながらも徳島が高いテンションのプレスを維持し、一進一退の攻防が続く立ち上がり。先にネットを揺らしたのはG大阪だった。
27分、ボックス手前中央でボールを持った倉田秋が右サイドにスルーパス。走り込んでいた小野瀬康介がボックス中央にグラウンダーのボールを折り返すとパトリックが右足で丁寧に合わせてネットを揺らした。
その後もG大阪が攻勢を保ち、リードしたまま試合を折り返す。徳島はパスを繋ぎながら反撃に出ようとしたもののなかなか決定機を作ることができなかった。
後半に入るとG大阪は自陣で構えて受け切る形にシフト。岩尾らを中心としてボールを回して攻撃の糸口を探る徳島だったが、G大阪の最終ラインを越えることができない。
攻めあぐねる徳島は62分、鈴木徳真に代えて積極的な攻撃が持ち味のクリスティアン・バトッキオをボランチとして起用。対するG大阪も矢島慎也に代えて奥野耕平を送り出して中盤の強度を高める。
すると直後、垣田とのワンツーでボックス内に侵攻した宮代大聖が三浦弦太に倒されてPKを獲得。この試合がJリーグ通算300試合目となった岩尾がキッカーを務め、ゴール右下隅に決めて同点とする。
G大阪は直後、小野瀬からの折り返しを受けた宇佐美がボックス手前やや右から左足でシュートを放ったが徳島DFがブロック。再びリードを奪うことはできない。
それでも72分、後方から蹴り込まれたボールに対してパトリックとGK上福元直人が競り合ったところ、ボックス内で浮き上がったボールに宇佐美が反応。倒れ込みながらも右足のボレーシュートでネットを揺らした。オフサイドの可能性があるとしてVARオンリーレビューが行われたが、ジエゴが後方に残っていたために得点が認められる。
その後も互いに選手入れ替えていくが、徳島の猛攻が実を結ぶことはなく試合が終了。この結果、G大阪は8試合ぶりの白星で連敗を「4」でストップ、かつ待望の今季ホーム初勝利を飾った。一方の徳島は3試合ぶりの黒星を喫している。
■試合結果
ガンバ大阪 2-1 徳島ヴォルティス
■得点者
G大阪:パトリック(27分)、宇佐美貴史(72分)
徳島:岩尾憲(67分)
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