明治安田生命J1リーグは8日、第13節のガンバ大阪vs川崎フロンターレが行われた。
直近でセレッソ大阪との大阪ダービーを引き分けて3試合未勝利のG大阪が、2位・名古屋グランパスとの連戦に連勝した首位・川崎Fをホームに迎えた一戦。
G大阪は宇佐美貴史や山本悠樹、井手口陽介らを先発起用。対する川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博、田中碧らを送り出している。
立ち上がりに攻め込まれたG大阪だったが徐々に中盤の守備がハマり始めると10分にカウンターを発動。ボックス左でボールを持った宇佐美が素早い振りで鋭いシュートを繰り出した。枠を外れたものの川崎Fのゴールを脅かす。
そこからじりじりと支配率を高めていく川崎Fは20分に左CKを獲得。キッカーの脇坂泰斗がファーに蹴り込むとジョアン・シミッチがヘディングシュートを放つ。右隅に飛んだシュートはGK東口順昭が触って右ポストに当たり、得点にはつながらない。
その後も緊張感のある攻防が続く中で41分にボックス左でボールを持った長谷川竜也がドリブルで勝負。G大阪DFのチェックを受けてこぼれたところ、L・ダミアンが左足で押し込んで川崎Fが先制する。
リードした川崎Fは後半立ち上がりにもチャンスを迎える。51分、ボックス手前中央でボールを持った脇坂が左足を強振。しかし、強烈なシュートは左ポストを叩いた。53分にもボックス右の家長がボレーシュートを放ったところ、G大阪DFに当たって軌道が変わったもののGK東口が好反応で阻む。
その後も川崎Fの攻勢が続きG大阪はなかなかシュートまで至らない。一方で守備ではGK東口を中心に奮闘して1点差を保つ。66分には井手口の落としを受けた宇佐美がボックス左からシュートを放ったがGKチョン・ソンリョンにセーブされた。
追加点がほしい川崎Fは70分に長谷川とJ・シミッチに代えて三笘薫と登里享平を投入。G大阪も2枚替えを敢行して山本と井手口に代えて矢島慎也と倉田秋を送り出した。
互いに交代カードを切った後も川崎Fの優勢は変わらず。三笘がドリブルで積極的な仕掛けを見せて左サイドから崩していく。すると76分、ロングボールに反応した三笘がトップスピードでボックス左に入り込んでそのまま左足でシュート。ゴール右隅を捉えて川崎Fがリードを広げた。
2点以上が欲しいG大阪は宇佐美と一美和成に代えてパトリックとチュ・セジョンを起用。攻撃の手を打って打開を図る。
しかし、試合は川崎Fが優位を保ったまま終了。この結果、G大阪は4試合未勝利となった。一方の川崎Fは3連勝を飾り、今節勝利した2位・名古屋との勝ち点差9を維持している。
■試合結果
ガンバ大阪 0-2 川崎フロンターレ
■得点者
G大阪:なし
川崎F:レアンドロ・ダミアン(41分)、三笘薫(76分)
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