明治安田生命J1リーグは24日、第11節のFC東京vsサガン鳥栖が行われた。
開幕から4勝3分け3敗の8位で直近は連敗中のFC東京が、6勝2分け3敗で3位につけるサガン鳥栖をホームに迎えた一戦。FC東京はディエゴ・オリヴェイラや永井謙佑、森重真人ら、鳥栖は林大地や小屋松知哉、中野伸哉らを先発起用した。
試合の立ち上がりはFC東京が前線から積極的に仕掛けつつチャンスを作ろうとするが、鳥栖も中央を固めてカウンターの機会をうかがう。なかなかボックス内に入り込めないFC東京は9分、安部柊斗がミドルシュートを放ったものの枠を外れていく。
徐々にボールを持てるようになった鳥栖は18分に決定機をものにする。右サイドでボールを持った樋口雄太が左足でゴール方向に向かう速いクロスを供給。酒井宣福が頭で合わせて強烈なシュートを叩き込んだ。
ここから仕切り直しを図ろうとするFC東京だったがうまくパスをつなげずになかなか前線まで運ぶことができず。34分にはボックス手前中央の樋口が右足を振り抜き、ミドルシュートをネットに突き刺してリードを広げた。
2点のビハインドで前半を終えたFC東京はハーフタイム中に岡崎慎と渡辺剛に代えて青木拓矢と内田宅哉を投入。対する鳥栖も酒井に代えて山下敬大を後半から送り出した。
すると後半開始早々にFC東京が反撃に出る。53分、左CKの場面で小川諒也がクロスを蹴り込むと森重がヘディングシュート。左ポストに当たったボールがゴールに吸い込まれ、スコアは1点差になる。
直後に小屋松に代えて中野嘉大を投入する鳥栖だったが、勢いを得たFC東京が立て続けにチャンスを作っていく。56分には細かい連係からアダイウトンのパスを受けた小川がボックス左にフリーで抜け出す。しかし、左足のシュートはGK朴一圭に阻まれた。
68分にも左サイドの小川がチェックに来た鳥栖DFを剥がして右足でクロス。ファーの永井がフリーで放ったヘディングシュートは枠を外れた。チャンスを逃したFC東京はアダイウトンと東慶悟に代えてレアンドロと三田啓貴を起用してさらに攻勢を強めようとする。
それでも落ち着いた守備を見せ続けている鳥栖は、83分にストライカーの林に代えてディフェンダーの田代雅也を投入。守備の枚数を増やして逃げ切りを図った。
そして、試合はFC東京が追いつけないまま終了。この結果、鳥栖が連勝を飾った一方でFC東京は3連敗を喫した。
■試合結果
FC東京 1-2 サガン鳥栖
■得点者
FC東京:森重真人(53分)
鳥栖:酒井宣福(18分)、樋口雄太(34分)
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