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ルヴァンカップ・ベスト4決定! 乾貴士途中出場のセレッソ大阪がダービー快勝で逆転通過…川崎フロンターレは敗退

JリーグYBCルヴァンカップは、5日に準々決勝第2戦の4試合が各地で開催。ベスト

パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪がセレッソ大阪を迎える“大阪ダービー”が開催された。

G大阪は現役大学生ながらも特別指定選手としてプレーし、1-0で勝利した第1戦でも決勝点を決めた山見大登らを先発起用。対するC大阪は加藤陸次樹や中島元彦らをスタメンに選び、今夏10年ぶりに同クラブに復帰した乾貴士をベンチ入りさせている。

試合は24分に動きを見せた。C大阪のチャンスシーンで喜田陽がボックス手前左からミドルシュート。G大阪DFに当たったこぼれ球をボックス左でうまくトラップした山田寛人が押し込み、2戦合計スコアを振り出しに戻す。

さらに32分、ボックス左に抜け出した山田が左足を振り抜くと左ポストに直撃したボールが跳ね返る。ボックス右に走り込んでいた加藤が倒れ込みながらも右足で合わせてC大阪が2戦合計スコアで逆転した。

C大阪に攻め込まれる展開が目立ち、シュートまでなかなか至らないG大阪。ハーフタイムに奥野耕平に代えて小野瀬康介を投入してアタッカーの枚数を増やし、ボールを動かしていくもののC大阪が落ち着いた守備を見せる。54分にはボックス左に侵攻した中島がフリーでシュートを浴びせたが枠を外れた。

56分、右サイド高い位置まで入り込んだ松田陸のクロスがクリアされたところ、ボックス手前右の藤田直之がルーズボールを披露。右足で強烈なシュートを突き刺して3つ目のアウェイゴールを奪った。

大きく巻き返す必要があるG大阪は63分に3枚替え。山見、レアンドロ・ペレイラ、柳澤亘に代えて宇佐美貴史、パトリック、高尾瑠を送り出した。一方のC大阪も山田と中島に代えて松田力、そして乾を移籍後初めて起用する。

すると68分にビルドアップの隙を突いたC大阪のショートカウンターが発動。高い位置でボールを奪った松田力がボックス手前右から右足でゴール左下隅を射抜いて4点差をつける。

そして、試合はC大阪が4点のリードを保って終了した。G大阪に快勝して2戦合計スコアで4-1と上回ったC大阪は準々決勝を突破。大会を制した2017年以来4年ぶりとなるベスト4進出を果たした。

その他の試合では、前年度王者のFC東京がレアンドロの直接FK弾などにより北海道コンサドーレ札幌に2-0で勝利し、2戦合計3-2で準々決勝を突破した。敵地での第1戦を0-2で落としていた鹿島アントラーズは第2戦でも名古屋グランパスに0-2で敗れ、名古屋がベスト4に進んだ。

Jリーグ王者の川崎フロンターレはアウェイでの第1戦で浦和と1-1で引き分けていたが、ホームでの第2戦も3-3でドロー。アウェイゴール差により浦和が優勝した2016年以来5年ぶりの準決勝進出を果たし、川崎Fは3年ぶりにベスト8で散っている。

準決勝は第1戦は10月6日、第2戦は同10日に開催。FC東京と名古屋、C大阪と浦和がファイナル進出を争う。

■準々決勝 第2戦

9月5日(日)

  • 鹿島 0-2(2戦合計:0-4) 名古屋
  • FC東京 2-0(2戦合計:3-2) 札幌
  • 川崎F 3-3(2戦合計:4-4) 浦和 ※AG差で浦和が突破
  • G大阪 0-4(2戦合計:1-4) C大阪

■準決勝 対戦カード

  • FC東京 vs 名古屋
  • C大阪 vs 浦和

※第1戦は10月6日(水)、第2戦は10月10日(日)に予定

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