リーグ、「超厳戒態勢」8月末まで延長で入場制限緩和せず。専門家も危機感「夜の町のクラスタから市中に…」

【国内サッカーニュース】新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑みて、少なくとも8月31日まではJリーグの試合における観客入場制限を緩和しないこととなった。

Jリーグは27日、「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の有観客試合におけるガイドラインの適用時期について、超厳戒態勢を8月31日まで継続することを発表した。

新型コロナ対策としてJリーグにおいて設定されているガイドライン。さまざまな事柄に応じたプロトコルが示されているが、なかでも「プロトコル 7:制限付きの試合開催」における項目に関して、8月10日までは「チケッティング」と「ファン・サポーター」について「超厳戒態勢」とすることがすでに発表されていた。

しかし、政府方針および感染拡大状況を鑑みて、少なくとも8月31日までは現行の運用を継続することとなった。これにより、8月末まで試合開催時の入場人数は5000人またはスタジアム収容人数の50％までが上限となる。なお、9月以降の対応についても決定次第改めて案内されることが伝えられた。

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また、27日に開催された第12回新型コロナウイルス対策連絡会議後の記者会見にて、村井満チェアマンは「政府のほうから今後の有観客試合における指針が示された」と発言。

専門家チームの舘田一博氏（東邦大学医学部教授）も「第2波を迎えるような状況の中で、東京のある時期のクラスタ、夜の町の飲食を伴うクラスタから市中に広がっている。東京だけではなく、関西、名古屋、福岡。（スポーツ選手だけでなく）一般の人たちにも同じリスクがある」と、市中の現状についての危機感も示した。