明治安田生命J3リーグは5日に2021シーズンの最終節が行われた。
J3リーグにおいては、5日を前に一足早く全日程を消化したテゲバジャーロ宮崎が暫定首位。最終節に試合を残した2位・いわてグルージャ盛岡、3位・ロアッソ熊本は勝利すれば自力で昇格枠を勝ち取れる状況となっていた。
そして、勝てば優勝も決められる岩手はアウェイでアスルクラロ沼津と対戦。前半こそスコアレスで終えたものの、60分に牟田雄祐が右足で沈めて先制点を奪う。
しかし65分、ボックス内の高橋潤哉が右サイド深い位置からの折り返しを右足でワントラップしてシュート。これが決まり、沼津が追いついた。このまま終了し、岩手は1-1で勝ち点1を積み上げるにとどまった。
また、優勝は岩手の結果次第ではあるものの勝てば昇格が確定する熊本は、FC岐阜と対戦。多くのシュートを浴びせる熊本は、65分にボックス手前左の坂本亘基が右足で丁寧にミートして先制する。
リードを保つ熊本は83分、右サイドからのクロスに高橋利樹が頭で合わせて加点。試合は岐阜がネットを揺らすことはないまま終了し、熊本が2-0で勝利した。
これらの結果、最終順位では熊本の逆転優勝が決定。熊本は2018年以来4年ぶりにJ2の舞台に戻ることとなった。引き分けとなった岩手も、得失点差の関係で宮崎を上回って2位をキープ。宮崎は3位に下降し、岩手はクラブ史上初のJ2昇格を決めている。
