トッテナムOBが、今季のリーグ初戦を0-1で落とした古巣に対して辛らつな意見を口にしている。
13日に行われたプレミアリーグ第1節トッテナムvsエヴァートンは0-1で決着。ジョゼ・モウリーニョvsカルロ・アンチェロッティの名将対決としても注目を集めたが、この試合は多くの決定機を生み出したエヴァートンが0-1で競り勝っている。
元トッテナムMFで、現在解説者を務めているジャーメイン・ジェナス氏は開幕戦の出来を見て失望感を覚えたようだ。『BBC Sports』に対して語っている。
「エヴァートンは良い内容のフットボールだったと思う。新加入のハメス（ロドリゲス）も存在感を示していたね。その一方、多くのトッテナムファンと同じように私は失望したよ。トッテナムは方向性が明確ではないし、選手達も何かフラストレーションを抱えているように見えた。これは奇妙だね。ジョゼのチームがどういうものか、いつもは細部にわたってよく練られているはずなんだが……」
「トッテナムはチームのフィットネスが全然十分ではなかったし、エヴァートンとのコンディション差は歴然だった。何より心配なのは、トッテナムの連係面は全然洗練されておらず、まるで初めてチームを組んだ集団のようにも見えた」
また、ジェナス氏はトッテナムの強化プランについても不安があると説いている。
「マット・ドハーティは素晴らしい契約になったと思う。日曜にデビューした（ピエール・エミール）ホイビュルクも長期的に見たらうまくいくと思う。だけど、エヴァートンとは雲泥の差がある。ハメス、アラン、（アブドゥライェ）ドゥクレを迎え入れたトフィーズ（エヴァートンの愛称）がどこに向かおうとしているのか、わかるよね。これはスパーズとは全く逆の方向性だ」
「シーズン最初の試合に過ぎないのはわかっているよ。それでも、トッテナムの状況はすでに厳しいようだ」
▶2020-21 プレミアリーグ DAZN完全独占！1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
