20230704_Zaccheroni_Japan(C)Getty images

サウジの爆買いにザック氏「私も国外に行ったが稼げたからじゃない」…日本代表行きを回想

元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、フリウーリの地方紙『メッサッジェーロ・ヴェネト』のインタビューで自身の近況やサウジアラビアのメガオファーなどについて語った。

今年2月に自宅で階段から転落し、重傷を負ったザック氏。順調な回復を見せ、現在は日常生活を取り戻した。現状について「良くなっているよ。家族と一緒に過ごしたり、長めのウォーキングをしたり、以前やっていたことを再開した。それから筋力を取り戻すためにジムにも通い始めた」と明かした。

そんなザック氏は、今夏注目を浴びているサウジアラビアの爆買いに言及。2010年に日本での指揮を決断した自身の体験を振り返りつつ、まだ脂が乗った選手たちが破格のオファーを前に中東行きを選択している現状に見解を示した。

「お金があるところへ行くというのは好きじゃない。私もユヴェントスでの経験を終えてイタリア国外へ行ったが、より稼げたからではない。システムに嫌気がさしたからセリエAから去ったんだ。選手たちを管理するのは代理人の仕事となり、私が管理することができなくなっていた。その分野に楯突くつもりはない。だが選手に対して5メートル前でプレーするか、後ろでプレーするかを指示するのは、監督であるべきだと思うんだ」

一方でザック氏は、チームの補強に関してクラブ上層部の決断に干渉することはなかったと言う。

「一度も干渉したことはない。私は与えられた選手たちを指導していた。だがウディネーゼ時代、親善試合をプレーするのにチームの選手が半数しかいなかったあの日、(スティーヴン)アッピアーを連れてきてもらっていて、真っ先に『門を閉めて彼をここから出られないようにしてくれ』と言ったことはある」

昨シーズンはセリエAの3チームが欧州カップ戦の決勝に進出する躍進を見せた。しかし、ザック氏はイタリアのカルチョが最高峰レベルへ戻ったとは考えていない。

「イタリア代表は近年、どんな結果を残してきただろうか。EURO(ユーロ)で優勝したかもしれないが、ワールドカップを2大会欠場している。それにセリエAのチームの大部分は外国人で構成され、(ロベルト)マンチーニはストライカーの招集に苦労している」

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