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「オランダ代表監督と会って話したんですが…」日本代表・前キャプテン吉田麻也が語る強豪戦の勝利の鍵は?

日本代表の元キャプテンであるDF吉田麻也は、ワールドカップ抽選会後に『DAZN』のインタビューに応じた。

8大会連続8回目のワールドカップで、史上初のベスト8以上の結果を目指す日本代表。5日に行われたグループステージ抽選会ではグループFに入ることが決定し、オランダ、チュニジア、そして欧州予選プレーオフBの勝者と対戦することが決まっている。

ジョン・F・ケネディセンターで行われた抽選会にも出席し、ポット2の抽選後にはコメントも求められた吉田麻也は、『DAZN』のインタビューで今回のドローについて言及。日本代表として126キャップを数え、過去3大会で主力を務めた37歳DFは以下のように語った。

「正直、(出場する国の)数が増えたのでグループステージ自体はそんなに難しくないのかなと思っていましたけど、メンツを見たら簡単じゃないのかなと思いますね。ヨーロッパのプレーオフから上がってくるチームはポット4でありながら、実力的にはポット2~3の可能性もあるのかなと。そういう意味では、タフなリーグだと思います」

「会場に入る前に(オランダ代表指揮官ロナルド)クーマンと会ったので話していたんですが、『(チームが)すごく良い感じだ』と話していました。オランダは実力も経験もあります。ただ、日本の選手はオランダとの対戦に慣れていると思うので、ヨーロッパのチームが多いのは逆にウェルカムなのかなと思います」

「(オランダのイメージは?)監督は基本的に難しいことをしないので、4-3-3のオランダの伝統的な形からサイドに良い選手、中盤にパワフルな選手を置くと思う。個のところでいかに対面の選手とデュエルできるかというのが非常に大事だと思っています」

「(日本代表が戦うイメージは?)前回と変わらないと思います。ハイプレスでボールを取ってそこからショートカウンターというのが1つ、もう1つはポゼッションの時間を長くできれば疲労も軽減できるのかなと思います」

また、試合数増加に伴い「2チーム分作れる戦力が必要。選手層も厚いのでローテーションをうまく使えると思う」としつつ、「予選を突破してからは一発勝負だし、いきなりブラジルと当たることになると思う。そういう意味で、結果を出しつつ余力を残すことが重要」と分析。半年後の本大会へ向け、「すべての選手にとって、鍵はコンディショニング。良い状態で大会に挑むことが良い結果をもたらす重要な要素ですし、カタールと違って今回は移動も非常に多くなってくる。タフなリーグで移動、気温差、高地、湿度など不慣れな部分も多いと思うので、そこをうまくマネジメントすることが必要です。まずは選手が各々のチームで試合に出て、コンディションを整えて、チームとしてコンディションを上げていくことが必要だと思います」と語った。

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