20210622_Mitoma(C)Getty images

U-24日本代表・森保一監督が“個での打開”をリクエスト。三笘薫の返答は「結果を左右する立場で使命感をもってプレー」

東京五輪のU-24日本代表登録メンバーに選出された川崎フロンターレMF三笘薫が、喜びのコメントを発している。22日のオンライン会見で語った。

日本サッカー協会(JFA)は22日、U-24日本代表メンバー18名を発表。久保建英や堂安律、冨安健洋といったA代表でも存在感を放つ選手たちや、オーバーエイジ(OA)の吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航らが順当に選ばれた。

また、2020シーズンの明治安田生命J1リーグで新人史上5人目となる二桁得点を達成し、ベストイレブンに名を連ねた三笘も選出。当人はメンバー発表会見を「入るか入らないか緊張して見ていました」と明かした一方、「入ったときにはすごく安堵した思いがありました」と口にし、喜びを表現した。

以下に続く

「五輪代表に選ばれて、すごく身が引き締まる思いですし、昔からの目標というか、夢だったのですごくうれしく思っています。落選した選手もいますし、18人とい狭い中で選ばれた身として、その選手の分も頑張っていきたいし、日本代表としてメダル獲得に貢献できるようにしていきたいです」

また、メンバー入り決定直後からは「いろいろな方から連絡がきて、実感が湧いてきました」と言う。その中でも「まず家族に連絡して、入ったということと、頑張るよと報告しました。喜んでいましたし、頑張れよと言ってくれました」と家族とのやり取りがあったことを説明する。

発表会見では森保一監督が「個で局面を突破できるスペシャルなものを持っている。五輪では個で突破すること、勝利を届けられるプレーをしてほしい」と期待のコメント。当人もそれに答える意気込みは十分だ。

「本大会では日本としてもどれだけボールを持てるか分かりません。スペースがあるときもないときも、ドリブルは生きると思います。そこではがせればチャンスを作れるし、そこで引っかかれればピンチにもなります。自分自身、結果を左右する立場で、使命感をもって、プレーしていきたいと思います」

使命感を強調した三笘だが「他の国がどれだけの選手を派遣できるか分かりませんが、レベルが高いとは思いますし、どれだけできるのかは楽しみです」とポジティブな気持ちも表現。本大会の初戦、U-24南アフリカ代表戦(7月22日)までちょうど一カ月となっているが、結果を求める意識と楽しむ気持ちの両方を携え、躍動感あふれるプレーを見せてくれそうだ。

広告