20210605_Yokouchi(C)Getty images

U-24日本代表、OA選手との融合でもたらされたものは? 横内昭展監督「攻守のギアは彼らの声掛けで入ることが多い」

U-24日本代表を率いる横内昭展監督が5日、U-24ガーナ代表戦後のオンライン取材に応じた。

東京五輪で金メダルを目標に掲げる日本は、5日の国際親善試合でガーナと対戦して6-0で完勝。中1日の3日に急きょ行われたA代表との試合では0-3の完敗を喫したが、ガーナ戦では今回の活動から招集しているOAの3選手を揃って先発起用し、圧倒的な内容のまま試合を終えた。

東京五輪本大会の初戦で対戦する南アフリカを想定した今回のガーナ戦。横内監督は得点はもちろんのこと、「入りからみんな集中して高い位置から奪いに行って、それで後ろでも漏れることなく守備ができた」点を高く評価している。

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その中で、後方では吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航がチームを締める働きをしていたが、横内監督もOA選手たちが東京五輪世代の選手たちのポテンシャルを引き出してくれたと語った。

「ギアを入れるとき、守備でも攻撃でもそういう時のタイミングや声掛け、コミュニケーションは彼らの発信が多かった。U-24の選手も積極的に自分から動いたり、声をかけたり、すごくよくやってくれたと思います」

一方で、完勝した中でも課題はあったという。横内監督は「少しロストするシーンもあったと思うので、そこを確実にマイボールにするように改善できると思います」と指摘した。

とはいえ、A代表との試合が追加で組まれたこともあり、練習機会があまり確保できていないとも。横内監督は今後に向けて「時間はないので優先順位をつけながら選手と解決していきたいです」とさらなる向上を誓った。

本大会前最後のサバイバルと位置付けられている6月の活動。12日には、豊田スタジアムでジャマイカ代表との国際親善試合を戦う。

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