20210319_Mitoma(C)Getty images

U-24 日本代表監督が三笘薫&旗手怜央に期待することは?「川崎フロンターレでやっているプレーを…」

U-24 日本代表の横内昭展監督が、アルゼンチン代表戦の前日会見に臨んだ。

今夏の東京オリンピックへ向け、強化を進めるU-24 日本代表。今回は堂安律が離脱、冨安健洋はA代表の招集となったが、久保建英や川崎フロンターレで印象的なプレーを繰り返すMF三笘薫など、この世代のベストメンバーとも呼べる選手たちを招集。本番を想定し、世界屈指の強豪アルゼンチンとの連戦へ挑むことになる。

横内監督は26日に控える第1戦目へ向け、「久しぶりの活動の選手もいます。昨日初めて全員で練習出来ました。もう一度ミーティングも含めてやるべきことを共有して、アルゼンチンに対して持てる力を全部発揮してほしいです。それで見えるものがあると思います」と語り、成長を見られることを期待した。

以下に続く

「(前回のコロンビア戦の0-2敗戦から成長は?)あの試合以来の選手もいますし、今回来ていただいた選手は各クラブでしっかりポジションをとった選手がほとんどです。コロンビアの時より、ここがかなり成長して集まりました。チームとしてその成長をどう生かせるかです。あの時の痛い敗戦を思い出しながら、どこが問題だったかを共有して今回は臨みたい」

また、川崎Fで絶好調の三笘薫について質問が飛ぶと「川崎Fでやっているプレーをそのまま代表で出してほしい。Jリーグの相手と違ったタイプの選手と対峙するわけですが、そういう相手に彼がどれだけ自分のプレーを出せるか楽しみです」と期待を込めた。さらに、同じく川崎Fで絶好調の旗手怜央には「今までそういうポジションをやっていなかったですが、今季非常に貢献度が高いプレーをしています。彼もチームでやっているプレーをそのまま代表でやって欲しい。彼の運動量や、アタッキングゾーンでのクオリティはもともと高く、フィジカルは上がってきているので、両面やれる選手だと思います」と語っている。

これまで長く3バックで戦ってきたU-24 日本代表だが、指揮官は「12月のキャンプで4バックを少しやりました。今回は選手を見て、一番力を発揮できるのはどちらかを考えながらやっていきたい」とシステムについて言及。そして「僕はピッチに入ってはいけないので、準備はしっかりしますが、想定外のこともあります。選手に判断してもらえるような、そういうところが成長した選手たちが来ているので、やれると信じています」と試合中の柔軟な対応を求めた。

なお、久保建英(ヘタフェ)や三好康児(アントワープ)ら所属クラブでは定位置を掴めていない選手については、「クラブでは非常に難しい状況で、プレーする時間が少なくなってきています。今回招集した彼ら以外の選手は、ほとんどがクラブ内でポジションを確立しています。彼らは今までのことで呼んで、今回確認するつもりです。彼らもハングリーで、プレーしたいという状況です」と今までの実績を評価して招集し、今回の連戦で状態をチェックしたいと明かした。

広告