日本代表を率いる森保一監督が、采配の狙いについて説明した。
日本は8日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦して0-1で敗戦。前半には幾度か決定機を迎えたものの決め切れず、71分に柴崎岳のバックパスが相手に拾われて決勝点を沈められた。
最終予選では各組の上位2カ国にストレートでW杯本大会の出場権が与えられるが、日本は第3節終了時点で1勝2敗で勝ち点3の3位。直接的なライバルと考えられているサウジアラビアとオーストラリア代表はともに3連勝を飾って勝ち点9を積み重ねており、日本との勝ち点差は「6」としている。
W杯に向けてレッドアラートが灯る日本。しかし、森保監督はサウジアラビア戦後の会見で「我々がW杯を諦めなければ、行きたいという気持ちを持ち続けてチャレンジすれば、必ず出場へのチケットはつかみ取れると思っています」とコメント。失意に沈むばかりではいられない状況であることを強調した。
また、サウジアラビア戦自体の振り返りについては「選手たちは非常にハードワークしてくれて、勝ってもおかしくない試合をしてくれたと思います」と選手を称えながら、「これまでやってきたことを続けてやっていく、そうすれば必ず良い結果が生まれると思います」という信念を掲げている。
とはいえ、試合の中では幾人かの選手に疲労が目立ち、ミスが起きていたのも事実。森保監督は58分に最初の交代で南野拓実と浅野拓磨に代えて古橋亨梧と原口元気を送り出したが、その意図をこう説明した。
「サウジアラビアのストロングポイントはサイド攻撃というところで、そこで浅野、そして南野が守備をしながら攻撃にもという部分でハードワークをしてくれていた中で、疲労が見えて来ていたのでよりフレッシュな選手をサイドに入れて攻撃の活性化をする、そして守備の相手の狙いを止めるということで交代をしました」
一方で、失点に関与することとなってしまった柴崎は、守田英正と交代する73分までプレー。柴崎を後半半ばまで引っ張った判断について問われた森保監督は、過ちを認めている。
「柴崎の交代については、彼は非常にハードワークしてくれて、攻守にチームに貢献してくれていました。その中で疲労が見えてきていたので交代をしようというところであの失点になりました。そこはもっと早ければという部分については、対応としては間違いだったのかなと思っています。パスのズレは疲労と言えるのではないかなと思います」
W杯本大会出場が危ぶまれる状況の日本。12日にはホームでオーストラリアと対戦するが、暗雲を晴らすような結果を残すことはできるのだろうか。
