20230620_Kamada1_Arai(C)Kenichi Arai

日本代表の司令塔として君臨。鎌田大地がMOMに…4発圧勝のペルー戦全選手採点・寸評

日本代表は20日、キリンチャレンジカップ2023でペルー代表と対戦して4-1で快勝。各選手・監督のパフォーマンスを採点する。

■全選手採点

先発

GK 1 中村航輔| 6.5
90分通じて与えたチャンスは少なく稼働率は低めだったが、相手のミドルシュートを横っ飛び右手1本でスーパーセーブの場面も。久々の代表招集で改めて自己紹介に成功した。

DF 2 菅原由勢| 7.0
試合を重ねるごとに高まる存在感。守備はもちろん、インナーラップでの攻撃参加や決定的なパスやシュートも。伊東サイドを空ける立ち位置など、見事な柔軟性を披露。

以下に続く

DF 3 谷口彰悟| 6.5
2試合連続でディフェンスラインを統率、板倉との相性は◎。前半終盤にネットを揺らされたが、しっかりとライン管理しオフサイドを誘発した。対人でも圧倒的な強さを見せる。

DF 4 板倉滉| 6.5
変わらずの安定感。圧巻のラインコントロールで決定的なチャンスを許さず。菅原が攻撃参加した際に背後を突かれるシーンはあったが、しっかりと対応して守備範囲の広さを見せつけた。

DF 21 伊藤洋輝| 7.0
得意のミドルシュートで先制点。三笘との縦関係ではパスミスなどあるも、無理に攻撃参加せず三笘が勝負できるスペースを作った。ビルドアップの課題は残るが、守備面での貢献度も高。

MF 6 遠藤航| 7.0
セカンドボールをことごとく拾い、相手の攻撃の芽を摘み続ける。鎌田へのスペースを作り司令塔としての自由を与えた。正式なキャプテンとしてのデビュー戦で、誰もが頷ける活躍。

MF 19 旗手怜央| 6.5
エルサルバドル戦に比べ、ボールに関わる場面は少なめ。それでも、バランサーとしての役割を卒なくこなし、三笘との相性の良さを改めて示す。自身の強みを表現することに成功した。

MF 8 鎌田大地|7.5 ☆MOM
司令塔として君臨しアシストも。先制点と追加点は鎌田が起点となったことで生まれた。引き出しの多さは圧巻。ライン間やスペースへ随所に顔を出し、持てば長短のパスを使い分けて攻撃の軸に。独特なリズム感のゲームメイクでペルー守備陣を翻弄した。

MF 7 三笘薫| 7.5
1ゴール1アシスト。37分にカットインから独力で追加点を奪取し、ファンの期待に応える。状況に応じた立ち位置取りは圧巻。先制点はワイドに張ってスペースを作り、伊藤洋に多くの選択肢を与えたことで生まれた。

MF 14 伊東純也| 7.0
持ち前のスピードを存分に活かし相手の驚異に。縦関係を組んだ菅原とは阿吽の呼吸で右サイドを制圧した。後半にはゴールを奪取し、数字としても結果を残す。十二分のパフォーマンス。

FW 11 古橋亨梧| 6.5
2試合連続ゴールならず。輝きを放った両翼に比べると存在感は薄め。エリア内での外す動きや嗅覚の鋭さは随所で見せたが、欲しいタイミングで貰えない部分は苦しいところ。

途中出場

MF 5 守田英正| 6.5
旗手に代わって後半頭から出場。絶妙なポジショニングとカバーリングで相手に仕事をさせず。81分までの遠藤との中盤コンビは圧巻。攻守においてバランスを取った。

FW 25 前田大然| 7.0
投入直後からファーストディフェンダーとして、快速を生かしたプレッシングで相手ビルドアップを苦しめた。75分には相手のパスミスを見逃さず、GKとの1対1を制してゴールを奪う。

DF 16 相馬勇紀| 6.5
61分、菅原に代わって投入。6月シリーズの練習で継続して取り組んでいた右サイドバックとしてプレー。積極的にボールに絡みにいくも、決定的な仕事を見せるに至らず。

MF 10 堂安律| 6.5
71分に待望の「古巣」のピッチへ。エルサルバドル戦ではインサイドハーフでプレーしたが、この試合では右ウイングに。本職で生き生きとしたドリブルを見せた。

MF 20 久保建英| 6.5
堂安とともに71分に投入。インサイドハーフとして鎌田の司令塔の役割を引き継いだ。終盤にはトップ下としてもプレー。堂安とのホットラインは大きな収穫に。

MF 22 瀬古歩夢| -
プレー時間不足により採点対象外

監督 森保一| 7.0
エルサルバドル戦から6名の選手を変更。鎌田のインサイドハーフ起用は大当たり。三笘と伊東の個を生かした戦いに徹して2点を先取。後半、選手を積極的に代え、相馬のSBや瀬古の中盤起用などを試し、選手層の向上を図る。監督として充実の6月シリーズとなった。

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