日本代表は8日、11日に行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・サウジアラビア代表戦に向けて公開練習を実施。練習後、この日からトレーニングに合流した三笘薫が、重要な一戦に向けた思いを明かした。
ブライトンでの2年目を迎えた今季、三笘は左ウイングのレギュラーに定着。ここまで7試合連続で先発出場を果たし、1ゴール、2アシストを記録している。加えて、9月のアジア最終予選では左のウイングバックとして起用され、2試合で1ゴール、2アシストを記録。難しい環境下の中で、しっかりと結果を残し続けている。
ただ今回、9月シリーズと大きく違うのは相手のレベルが上がっていること。特に敵地でのサウジアラビア戦は、今まで日本代表として3戦3敗の鬼門となっており、今回の試合もかなりの苦戦が予想されている。三笘はその点について「それだけ難しい場所だと思うし、暑さとアウェーの雰囲気のところだと思うので最初の試合の入り方で決まってくる」と言及しつつ、チーム全体としては守備面がポイントになると口にした。
「自分たちが守備をしないといけない時間が増えるけど、その分、自分たちの前に行ったときの裏のところのケアはおろそかになると思う。もちろんずっと押し込めればいいけど、そうもいかないと思う。守り切るところはしっかり守り切らないと失点してしまう。やはりアウェーで難しい戦いになると思うので、まずは守備からしっかりと考えたいと思います」
一方で、ウイングバックとしては「僕のところで負けなければサイドを突破されることはないと思う」と強調。続けて、「それだけわかりやすいポジションだし、今までのようなプレーと、後ろでも1対1で負けなければ、基本的には一つのサイドから負けることはないと思う。そこは相当、大事な役割だと思っています」と語り、サイドでの優位性を保っていきたいと明かした。
「しっかりとチーム全員で動ければいい試合ができる」と語った三笘。強敵との対戦となるが、プレミアリーグで活躍するドリブラーはピッチで存在感を発揮することができるだろうか。
日本は9月のW杯アジア最終予選で連勝して好発進。3連勝を目指したサウジアラビア戦は、11日の3:00にキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムでキックオフ予定だ。


