日本代表は25日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表と対戦し、0-0で引き分けた。試合後、途中出場でピッチに立った伊東純也がゲームを振り返った。
20日に行われたバーレーン代表戦で8大会連続のW杯出場を決めた日本は、サウジアラビアをホームに迎えた一戦で先発6選手を変更。試合は序盤からペースを掴むと、前半に前田大然のポスト直撃シュートなどでゴールに迫る。後半も主導権を掌握して白星を目指したが、そのまま無得点で終了。W杯最終予選での無敗をキープした一方、連勝は3試合で止まった。
ベンチスタートとなった伊東は62分に菅原由勢との交代でピッチへ。「メンバーも何人か変わってサイドからの攻撃だったりは何回かいい場面があった」と振り返るように持ち味のスピードを生かしたプレーでチャンスを創出したが、「精度だったりは自分も含めてよくなかった」と最後のところでゴールを奪うことができず。「もっとチャンスを多く作れた」と反省を口にした。
無得点の大きな要因となったのは、サウジアラビアが選択してきた戦術にある。日本対策として5バックを採用して割り切った守備を展開。日本はその守備に最後まで苦しめられることになった。
これまで何度もサウジラビアと対戦してきた伊東は、「サウジとやる時はどちらかと言ったら支配率で負けているくらいの試合が多いイメージだったけど、こんなに引いてくるのは初めてだったのでちょっとびっくりした」と素直な思いを告白。その上で、「0-0で進んでいると相手も集中して守ってくる。前半の最初の方はチャンスがあったと思うので、そういうところで1点入っていればまた違った試合展開になったと思います」と語り、序盤で得点を取ることを課題に挙げている。
「サウジはもともとレベルの高いチーム。そういうチームがこういうブロックを引いてきた時にもしっかり崩せるようにしないといけない」と前を向いた伊東。ここからチームとして改善を進める中で、そこにフィットさせながら自身の力を存分に発揮していきたいところだ。



