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「今まではよそ者だった」初の欧州挑戦で結果残す鈴木武蔵、日本代表でもポジション確保へ

今夏海外挑戦を選択したFW鈴木武蔵だが、日本代表への思いがさらに強くなっているようだ。

夏の移籍市場で北海道コンサドーレ札幌からベルギーのベールスホットへ加入した鈴木。すると、ここまでの8試合で5ゴール1アシストをマーク。初挑戦の欧州で、序盤から見事な活躍を見せている。

そんな鈴木だが、欧州への挑戦で日本代表に対する考えにも変化があったようだ。「海外に来て、個人で戦う場面が増えました。まだ他の選手よりも短いですが、代表でも必ずレギュラーを勝ち取って絶対的な選手になりたいというのが、国内にいる時よりもさらに高まりました」とコメント。環境の変化がプラスに作用していると明かした。

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「(レギュラーへの気持ちは)徐々に高まっていきました。海外に来てより強くなりました。今までは、どこか代表に来てもよそ者という感覚でやっていた自分がいたのかなと」

「来て慣れていないというのが一番正しいかな。代表に初めて入ったのが25歳。昔から入っているような選手ではないですし、慣れていないというのが正しいです。日本にいた時は言葉も全部わかるし、理解できるし、友達も家族もいて、戦術理解もできます。でも海外に来たら、すべて英語で、コミュニケーションも英語でとらないといけない。そんな状況の中で1人で生活するというのが、僕にとっては良いストレスのかかり方だったのかなと思います」

また、10月のオランダ遠征については「自分の良さは出せましたが、一番欲しい結果が残せなかった。FWとして悔しい思いが強い」と振り返った鈴木。「個人としてはシュートが少なかったです。1試合を通して1本でも多くシュートを打ちたいというのは、意識しないといけないかなと。もっと自分を出して、試合に臨みたいです。1試合のシュート数を結構気にする方ですが、FWとしてどれだけシュートチャンスに顔を出せるかというのが一番大事だと思います。もっと意識してやっていきたいですね」と、今回の遠征ではよりゴールを狙っていきたいと意気込んだ。

なお今回の遠征では、ブレーメンの事情によって大迫勇也が招集外に。日本代表の最前線で長くチームをけん引してきたストライカーが不在だが、鈴木にとってはアピールのチャンスとなった。それについて鈴木は、「僕は僕のやり方で地位を確立させたい。ゴール前の動きだったり、常に意識して出していきたい」と宣言。そしてポストプレーについて問われると、成長する部分ではあるとしつつも、自分自身の特徴で勝負したいと語った。

「ベルギーではフィジカルが強い相手といつもやれているので、徐々にですが前よりはできるようになってきたなと思います」

「でも僕の場合は、そこに重きを全部置かないでやっていきたいです。僕は僕なりの色があるので。もちろんポストプレーをやらないとかじゃなくて、そこも進化していかなきゃいけないところですが、そこにだけフォーカスはしないように意識しています。そこが難しいところ。もちろん大迫選手と比較されて、ポストプレーが劣っているのはわかってますが、僕は僕なりの特徴があります。僕は僕の特徴で勝負できるように意識しています」

そして、自身の将来についても言及。「選手になってから、ずっとプレミアリーグでプレーしたいと思いながらプロ生活を送ってきました。目標ではあります。年齢的にどうなるかわからないですが、必ずもっと点を取って、少しでも近づけるようにしたい」と目標を語っている。

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