直近の試合で8連勝を飾り、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)よりもさらなる成長を遂げた日本代表について、イタリア誌『リヴィスタ・ウンディチ』が23日の特集記事で分析した。
近年、目覚ましい成長を遂げてカルチョの国から注目を浴びるサムライブルー。イタリア誌は「日本代表はかつてないほどに強い」との見出しをつけてスポットライトを当てると、昨年よりもパワーアップしたように映る森保一のチームについて「カタールW杯の感動の波はまだ尽きていない。むしろさらに高まっている」との見方を示しているが、その背景にはJリーグによる長期計画があるとし、「これは極めて堅固な支柱の上に築いたプロジェクトのおかげだ」と結論付けた。
イタリア誌は、森保ジャパンが「対戦相手に応じた対応が可能な流動性のある戦術」に取り組んできたと指摘。「アジアの実力の劣るチームとの試合と、自らが格下として臨む勝負とを代わる代わるこなさなければならない日本のような代表チームにとって不可避な選択」であり、前者には「ボールを支配しながら堅い守備を崩す必要」がある一方、後者には「素早いカウンター」が求められ、「W杯のドイツ戦やスペイン戦も、日本人選手たちはカウンターで脅威となった」と解説した。
しかしながら「こうしたアイディアがあっても、選手たちが才能とクオリティを持っていなければ何ももたらすことはできない」とし、「この点において、近年の進化は目覚ましいものがあった」とイタリア誌も認める。現在、日本代表選手の多くがよりレベルの高いヨーロッパでプレーしているが、「2016年に開始した先見の明のあるPROJECT DNAを通じて才能が集う新世代が芽吹いた」おかげであると指摘した。
■国外の逸材が支える日本代表の進化
つまり「1991年のJリーグ設立は、長期のスパンで1998年のW杯初出場をもたらした」が、近年のプロジェクトにより始まった「日本サッカーにおける第2の大きなサイクルが、“国外でプレーする日本の逸材たち”という新たな概念や次元を決定づけることになった」と分析した。
これには「ヨーロッパの中堅クラブによる寄与もあった」と主張する。かつて冨安健洋や鎌田大地、伊東純也、三笘薫らがプレーしたベルギーや「伝統的に日本サッカーの最高峰の逸材を魅了してきた」ブンデスリーガのクラブ、元横浜F・マリノス指揮官アンジェ・ポステコグルーが率いたセルティックなどが「Jリーグをより注意深く観察し始めた」ことで、「日本の最高峰の才能がより競争力のある舞台で挑戦できるようになった」と説明。こうして質の高い選手が成長したことで、現在の日本流動性のある戦術で成功を収めているとの見解を示した。
