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日本代表、前回6点圧勝のモンゴルとの再戦へ…森保一監督「勝って当たり前と思われる相手ほど難しい」

日本代表の森保一監督が、モンゴル戦へ向けた前日会見に出席した。

先日ライバル韓国代表との親善試合で3-0と快勝を収めた日本代表。結果・内容共に伴った見事な勝利を収めた後、30日にはモンゴルとのカタール・ワールドカップ2次予選に挑む。親善試合ではなく、何よりも結果が重要なW杯予選。モンゴルはFIFAランキングでは190位と、日本(27位)とは大きな開きがある相手との対戦だ。

森保監督は、対戦相手に関係なく、自らモチベーションを高める必要性を説いた。

「韓国戦という特別な試合、ビッグゲームの後に試合をするという面においては、難しい試合になると思っています。しかし、対戦相手によってモチベーションが与えられるのではなく、我々が何に向かって戦いを続けているのか、どういう目的、意義で戦っているのかを再確認してモンゴル戦に向かいたいです。韓国戦は親善試合だが、モンゴル戦はW杯、そしてその先の目標に向けて、まずは2次予選突破、最終予選に確実に駒を進めるためのものです」

「目標を達成するためには、常に個人とチームのレベルアップが必要。それは対戦相手にレベルアップしてもらうということではなく、自分たちがもっと高い目標に向かうという志でやっていくことが大事。我々の活動意義ということで、支援・応援してくださっている、いつもサポートしてくれている日本国民の方々に闘う姿勢を見ていただいて、コロナや自然災害等々で大変な思いをして頑張っている人たちに励ましのエールになるような試合をしようということで、社会貢献できるように活動しています。もう一度目標、我々が価値を高めるために何をしなくてはならないか、応援してくれている方々のために何をしなくてはならないかを考えて試合をしたいです」

そして「今日の練習を見ないと分からないが、大きく韓国戦から変えようとは今のところ思っていません。元々初めて集まるチームでやってきています。韓国戦を踏まえ、成果と課題を共有した上でどう突き詰めていけるか。レベルアップすることをモンゴル戦でやっていきたい。変えるポイント等々は、コーチ陣と話し合ってます。チャレンジは忘れたくないですが、チームの軸を考えながら公式戦を戦っていきたい」と前回の試合から大幅な変更はないとコメント。そして、システムについては現状は「韓国戦の形でスタートしようと思っています」としつつ、韓国戦からモチベーションを落とさないように戦うことを願っている。

「W杯2次予選をホームで戦った時に6-0という結果を踏まえると(2019年10月)、格下相手だと思われると思いますが、絶対に勝たなくてはならない相手だと思って臨む。(周りに)勝って当たり前と思われるチームと対戦することほど難しいことはない。(韓国戦は)特別なモチベーションに自然となっていく試合だったので、モンゴル戦は非常に難しい。第1戦は6-0で勝っていますが、言葉で試合前に圧倒するとかいうより、選手がインテンシティを相手に合わせることなく最後まで持ち続けて、モチベーションが内向きに、自分たちがやるかやらないかというところでやってくれた結果が6-0に繋がりました。選手たちが今回も内向きのモチベーションを発揮してくれることを期待したいです。見てくれる方々が『韓国戦は良かったけど、モンゴル戦は全然ダメだった』というのではなく、応援してくださってくれている方々に、私も明日から自分のことをしっかり頑張ろうと思ってもらえるような試合をしていきたいと思います」

また、韓国戦の選手のプレー・連動性には賛辞を送った。

「まずはチーム全体の戦い方の共有が、去年の欧州遠征時よりも上がったと思う。個々の責任のところと、それを組織で連動させる部分、個と組織のバランス、融合は選手たちが理解して発揮してくれていると思います。攻守両面で局面を勝っていく、責任を果たす、互いにカバーしていくとこと。全体的なところと、個で勝っていくところをメンタル的にも技術的にもフィジカル的にも見せてくれましたが、相手に対して今何をしなくてはならないか、パワーだけでなく柔軟に賢く発揮してくれていた。剛の強さと柔の柔軟な戦術的なところとを見せてくれました。速攻・遅攻の使い分け方というか、ダイレクトに奪って素早く人数をかけてということをまずはやって、それが上手くいかないとボールを持って崩していくと。GKはまず間違いなくレベルアップしたと思うし、権田(修一)は良くトライしてくれた。守備は攻撃同様、優先順位でボールを失った瞬間早い切り替えでまた奪い返しに行ってくれた。連係連動では相手の保持者にまず一人がプレッシャーにいき、そこで奪えない時に次の選手がいくという部分で、チャレンジとサポートは見せてくれた。全体的な守備ではプレスのかけ方が高い位置なのか、構えながらブロックを作りながら相手に制限をかけてなのか、チームとしてどうボールを奪うのかということは意思統一しながら戦ってくれたと思います。全部優先順位的なところは選手たちが考えてやってくれたと思います」

韓国戦ではデビュー戦でゴールを奪った山根視来や江坂任など、5人の選手を日本代表デビューさせた森保監督。「一番思ったことは、やはりJリーグで結果を出している選手たちなので実力のある素晴らしい選手たちだと。個々の力をしっかり示すことができる。スペシャルな特徴を持っていることは今回の練習でも見させてもらいました。韓国戦は選手に満足させられる試合ではなかったかもしれませんが、特別な試合で使ってみたいと思わせてくれました。交代枠が使えるなら、全員初招集の選手を使いたいくらいですね。状況にもよりますが、プレッシャーのかかる試合を経験すると選手も成長できると思います。プロとしてやるからには、日本代表としてやるからには、厳しいプレッシャーに晒されるのは当たり前。逆にプレッシャーを楽しんでほしいと思います」と満足感を示している。

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