日本代表は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のタジキスタン代表戦に臨む。
■スタメンはU-24代表戦から変更へ
森保一監督率いる日本は、これまでのアジア2次予選でスタートから無傷の6連勝を収めて最終予選進出が決定。特に3月末のモンゴル代表戦、5月末のミャンマー代表戦では二桁得点という大勝で、6試合計37得点無失点という圧倒的な成績を収めている。
タジキスタンには、2019年10月に行われたアウェーでの前回対戦で3-0の勝利。前半は得点を奪えず、南野拓実の2発、浅野拓磨の1得点で後半に一挙3得点を挙げた。
今回もミャンマーやモンゴルほどの大差がつかないことも予想されるが、今回の6月シリーズでの対戦に向けた前日会見で、森保監督はまずは勝利を目指すことを強調しながらも「チームのコンセプトを浸透」、「チームの経験値を上げる」ことも狙っていると語った。
3日にはU-24日本代表とも対戦して3-0で力の差を見せつけたA代表だったが、その試合には鎌田大地や南野拓実といったレギュラークラスが先発出場。森保監督は、タジキスタン戦ではその試合から「変えられるところは変える」とも明言しており、これまで先発機会の少なかった選手にチャンスが与えられることとなる。
また、森保監督は残りの2次予選で無失点を続けることも目標に掲げている。公式戦の緊張感という点で、これまでW杯予選に出場していなかった選手たちに経験を積ませたい思いもあると言う。
■最終予選まで時間はない
(C)Goal一方で最終予選は9月にスタートする予定となっており、今回のタジキスタン戦(アジア2次予選)、11日のセルビア代表戦(キリンチャレンジカップ)、15日のキルギス戦(アジア2次予選)はそこに向けた最後のテストの場。早めに最終予選進出を決めたとはいえ、時間はあまりない。
W杯ベスト8以上を目指してスタートした森保監督は、戦術の幅を広げる必要性を強く訴えている。4-2-3-1のシステムを基軸としながらも試合の中で4-1-4-1や4-3-3、はたまた3-4-2-1なども試してきた。
今回は主力である冨安健洋だけでなく吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航もオーバーエイジ選手としてU-24代表活動に参加しており、大迫勇也も負傷により離脱。戦術的にもDF、MF、FWのそれぞれでキーになる選手たちが不在だ。
そういった意味では「戦術の幅を広げる」よりも「選手を変えてチームコンセプトを浸透させる」という狙いが上位に来る試合であることは間違いないだろう。とはいえ、繰り返すようだが最終予選まで時間はない。
試合展開次第では後半からレギュラークラスを続々と送り込み、なおかつフォーメーションを変更することも考えられる。タジキスタン戦でチャンスが与えられる選手たちには、限られた時間で結果を出す能力が求められる。
日本代表に適応していることをしっかりと示し、競争を激化させることができれば、森保監督もジレンマを感じることなく先を見据えた采配に踏み出すことができるだろう。
最終予選に向けた様々な底上げがかかるタジキスタンとの一戦は、7日の19:30にパナソニックスタジアム吹田(大阪)でキックオフを迎える。
