日本代表を率いる森保一監督が、スタッド・ランスFW伊東純也の復帰について語った。
日本は9月の活動から2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選をスタート。5日にホームで中国、10日にアウェイでバーレーンとの対戦を予定している。8月29日にはその2試合に向けた招集メンバーが発表された。
そして、週刊誌報道の影響を受けて今年2月のアジアカップ中に代表チームを途中離脱し、それ以来選外が続いていた伊東が復帰。しかし先日には、その疑惑が不起訴処分となっていたことが報じられていた。
そのことについて問われた日本サッカー協会(JFA)の山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、「メンバーを決めるのは監督の専権事項でありますので、監督が選ぶというところと、起訴、不起訴ということが理由ではありません」と返答。さらに、森保監督はスタッド・ランスの選手として今夏にジャパンツアーでプレーしたことが判断材料になったと明かしている。
「招集できなかったのは、『彼を守る』ということで皆さんにお話しさせていただきました。まずは彼が落ち着いて代表選手としてサッカーに向き合ってプレーできるかということ。チーム全体として落ち着いて試合に向かっていけるかを考えたときに、これまでは疑問が残っていることがありました。今回は一つ大きなポイントとして、彼がスタッド・ランスの選手としてジャパンツアーをして、日本でプレーしていた時にそこにおられるメディアの皆さんを含めて、サポーターの、国民の皆さんが温かく、プレーできる環境があったということで、彼もプレーできる、チームとして活動できるということで判断させていただきました」
日本の右サイドで幾度となく対戦相手に混乱をもたらしてきた伊東。久々の代表活動となるが、W杯に直結する舞台での活躍に期待が集まる。

